東日本大震災から1年が経った。被災地に住む人々は互いを思いやる心を大切に、全力で復興に取り組んでいるが、一方で、時間の経過と共に、震災に対する関心が風化してしまうことが心配されている。そこで、東北3県で新聞を発行する地方新聞社4社は、合同特集新聞を製作し、日本全国に向けて地元各県の「あの日」と「いま」を発信。昨日3月11日には、同新聞が全国200万人の手元に届けられた。
今回、合同特集新聞を製作したのは、岩手、宮城、福島の3県で新聞を発行する地方新聞社4社。岩手日報社、河北新報社(宮城)、福島民報社、福島民友新聞社が、「東日本大震災の事実をあらためて心に刻みつつ、未来に向けて歩む姿を伝えることで、震災を忘れず震災から学ぶきっかけとなれば」と、日本全国に向けて情報発信した。特集紙面の表面では、養殖業再生をリードする被災地の漁師や、被災者を笑顔にしてきた食べ物などを紹介。裏面には「あの日」の記事、“三陸沖M8.8”などの文字が掲載された。
この特集紙面は、全国の地方新聞社の協力により、200万人の手元に。東京、有楽町駅周辺では5000部が配布されるなど、全国24ヶ所(東京12ヶ所、大阪12ヶ所)で街頭配布され、道行く外国人も関心を寄せていた。
なお、街頭配布、地方新聞社各社の配布分以外に特集紙面を入手する方法として、全国の地方新聞社が運営するショッピングサイト47CLUBの協力により、送料含む実費120円で、指定の届け先へ配送するサービスも用意されている(※カード決済のみ・限定1000部)。東日本大震災を忘れないために、是非とも一読いただきたい。【東京ウォーカー】