今年は花見を予定していますか? 現在も、東日本大震災の爪痕が癒えていない状況ではあるものの、昨年の自粛ムードは緩和。花見に関するインターネット調査では、「今年、花見で宴会をして楽しむ」と答えた人の割合が昨年を上回った。また、宴会1回当たりの予算も、2年前より増加するなど、消費者の財布のひもも緩んできていると言えるだろう。
楽天リサーチと楽天デリバリーは、今回、全国の20歳から69歳までの男女計1000人を対象に「花見に関する意識調査」を実施。「今年、花見で宴会をして楽しむ」と答えた人の割合は13.4%で、「昨年宴会を伴う花見をした」と答えた9.7%を上回る結果となった。
また、「接待など仕事上で付き合いのある知り合いと花見をする」(9.0%)と回答した人よりも、「家族」(59.0%)、「親せき」(13.4%)、「友達」(50.0%)と花見を楽しむと答えた人が圧倒的に多い結果に。その割合は、2年前の同様の調査と比べても明らかに増加しており、震災を機に強まった「絆」という意識が関係しているものと考えられる。
そして、宴会1回当たりの予算としては、2000円~3000円と答えた人の割合が最も高く、2年前には1000円~2000円と答えた人が最も多かったことに比べると、若干景気回復の兆しが。リーマンショック後の景気後退の真っただ中にあった2年前に比べれば、若干ではあるが消費者の財布のひもも緩んできているのではないだろうか。
最後に、「宴会における飲食物の手配方法」(複数選択)を聞いたところ、「百貨店・スーパー・コンビニ・ファストフード店などで当日買い出し」が最も多く、64.9%。一方、現地に飲食物を直接届けてもらう出前・デリバリーサービスを「使ってみたい」と回答した人の割合も約60%となり、今後はちょっとリッチに、デリバリーサービスを活用して、手ぶらでお花見を楽しむ人も増加しそうだ。【東京ウォーカー】