1人でカラオケを楽しむ“ヒトカラ”。専門店ができるなど定着してきてはいるものの、1人でカラオケ店に行くのはちょっと…という人も多いはず。そんな人にお薦めなのが、全国のタイトーステーションの一部店舗に設置されている1人用カラオケボックス「ちょいKARA」(順次設置稼働予定)だ。
「ちょいKARA」は、電話ボックスのような箱型の概観で、最大3人まで入ることが可能。1人だと割と広々とした印象を受ける内部には、上部2か所にスピーカー、そしてカラオケ最新機種が設置されている(※機種・装備仕様は店舗により異なる)。DAMシリーズの電子目次本「デンモク」や、JOYSOUNDシリーズの多機能リモコン「キョクナビ」といった付加コンテンツにも対応していて、採点機能なども使えるので通常のカラオケ店と全く同じようにカラオケを楽しむことができる。
現在のユーザー層は、下は小学生から上は30代前半までで、中心になっているのは高校生から20代前半の学生やサラリーマンだという。秋葉原では利用者の8割が男性だが、そのほかの地域ではほぼ男女半々の割合。中には、ベビーカーを押した主婦が1曲歌って帰っていったり、買い物途中の時間つぶしに親子で1、2曲歌ったりする人もいるそうだ。
「1人でカラオケがしたいけど受付がしづらい」「いつでも手軽に少し歌いたいけど、そんなカラオケが無い!」といった声を聞いて、開発に至ったという「ちょいKARA」。料金は1曲100円で、カラオケ店のようにルーム代金やドリンク代金を支払ったり店員を呼ぶ必要もなく、ゲームをする感覚で楽しめるのもうれしい。
誰にも気兼ねせずに1人でカラオケが楽しめる「ちょいKARA」。お昼休みなどの空き時間を使ったストレス発散や、みんなとカラオケに行く前に新曲の練習をしたりするのもよさそうだ。【東京ウォーカー】