大阪を代表する多目的ホールとして歴史を継承してきた旧大阪厚生年金会館が、大規模なリノベーションにより伝統ある建物の概観を残しながら、安全性と環境性能を向上させた施設として4/8(日)にオープンする。
客席数は2400席を維持しながら、音響や照明などを最新鋭の設備にアップグレードすることにより、ポップスやロック音楽はもちろん、クラシック、ミュージカル、オペラ、演劇など旧来に増して幅広いジャンルの公演が行われる。
館内には、エレベーターが新設されたり、女性用トイレの増設、バリアフリーの導入など、利用者がより快適に過ごせるよう工夫が凝らされている。2階に新設されたラウンジでは、グッズなどの販売や、カフェ&バースタイルの飲食ブースなどが登場する。
劇場内の座席は、シートの色が旧来の赤から黒基調に一新されシックな空間へと生まれ変わったほか、客席全2400席のうち57席にプレミアム席が設けられるなど、VIPへの対応も新たに追加された。
音響面では、“良い響き”“静けさ”“良い音”の3要素が最新鋭音響設備の導入により改良され、より質の高い音楽を届けてくれる。
オープン以降は、新日本フィルハーモニー交響楽団 特別演奏会(4/8)、SOPHIA(4/14・15)などの公演が予定されている。
●「オリックス劇場」DATA
住所:大阪市西区新町1-14-15
交通アクセス:
地下鉄四つ橋線「四ツ橋駅」2号出口より徒歩約5分
地下鉄四つ橋線「本町駅」22・23号出口より徒歩7分
地下鉄長堀鶴見緑地線「心斎橋駅」(四ツ橋駅2号出口)より徒歩6分
地下鉄長堀鶴見緑地線「西大橋駅」2号出口より徒歩5分
地下鉄御堂筋線「心斎橋駅」3号出口より徒歩10分
公式サイトURL:http://www.orixtheater.jp/
【取材・文=関西ウォーカー編集部 近藤智樹】