タレントとして活動する一方、日本におけるハワイアンキルトの第一人者として、今年キルト作家活動40周年を迎えるキャシー中島。その作品は、本場アメリカでのキルトコンテストでも数々の賞を受賞するなど海外でも高く評価されている。現在も国内8店舗のキルトスタジオでハワイアンキルトを中心に創作、指導にあたっているほか、講演会、執筆等で精力的に活動中。そんな彼女の作品を新作含め約150点集めた展覧会「キャシー中島の『私のキルト物語』展~笑って、愛して、キルトして40周年~」がJR京都伊勢丹内美術館「えき」KYOTOで、4/5(木)~23(月)の期間に開催される。
今作品展のテーマは「昨日、今日、明日」と中島は語る。今作品展ではキルト作家活動40年の作品が時系列に展示され、中島本人の年表や当時の時勢もあわせて振り返りながら楽しむことができる。1972年に初めて作成したひざ掛けの「ファーストキルト」から最新作、そして構想中のデザイン画まで、まさにキルト作家キャシー中島の「昨日、今日、明日」が凝縮された展示内容だ。「始めたばかりの頃は人真似で作っていたところもあるけれど、人に教えるようになってからは自分独自のキルトの世界観を表現できるように務めてきた。キルト作りの腕前の上達ぶりもぜひ見て(笑)」とも。4/5(木)・16(月)にはキャシー中島本人が来場してのトークイベントも予定されているので、明るく親しみやすい彼女ならではのキルトの世界にとどまらないトークも楽しみ。
ハワイアンキルトのみならずアメリカンパッチワーク、ステンドグラスなどさまざまな作品が展示される今作品展では、オリジナルのキルトキットや雑貨の販売される。世代を超えて愛されるキルトの世界を、家族で、友達同士で気軽に楽しもう。
【取材・文・撮影=街角ウォーカー編集部 座親万梨枝】