神戸ザック謹製、フレンチスタイル帆布リュック発売

関西ウォーカー

関西ウォーカー編集部が、神戸・長田区のリュック製造メーカー「神戸ザック」とコラボレートしてオリジナルリュックを製作し、販売している。

神戸のハイカー達からの支持も厚い「神戸ザック」代表の星加(ほしか) 弘之さんは、かつて川崎重工の山岳会で装備係を務めていた方。山好きが高じて会社を辞め、リュックサック作りの修業をしたのちに独立した、この道なんと40年以上というベテランの職人さんだ。今回のモノ作りのテーマは、海と山に囲まれた“神戸らしさ”が感じられるアイテムを作ること。西洋の文化をいち早く受け入れてきた港町・神戸ならではの、上質で洗練されたデザインにもこだわりたかった。

さっそくどういうものを作るか、布地のサンプルを見せてもらいながら星加さんに相談することに。店内に所狭しと並ぶリュックやサンプルの布地を見ている時にピンときたのは、海の青さにも山の緑にも映える白い帆布! 編集担当の篠原は「これが一番神戸らしいですよね。 海と山に近い神戸の街に合うナチュラルな白さ。この帆布を使ってリュックを作りましょう」と提案した。デザインのベースにしたのは、店内にあったフレンチスタイルのクラシックなリュック。「このリュック、若いころ欲しかったんだけど高くてね」と星加さん。ちなみに当時のフランス製は高価で、月給の1か月分ほどだったそう!

デザインはできるだけムダを省きシンプルにし、9号帆布の上品な質感を生かす。もちろん、熟練の職人さんによる、手縫いならではの頑丈さにはとことんこだわり、ついに神戸スタイルのリュックが完成した。シンプルなデザインと白い帆布の見事なマッチング。これからの季節、タウンユースはもちろん、海にも山にも連れて行ってあげたいリュック。「リュック屋が作るリュックなので、頑丈さには自信があります。“大事に”使わずに、荒っぽく使っていただいても大丈夫です。修理もいたしますので末長く使ってください」と星加さんは語る。

フレンチクラシック帆布ザックは2サイズ展開で、20リットル11,550円(税込)と、25リットル 13,335円(税込)。底布は各サイズ赤と青の2種あり。月産限定50個。 ※販売は「角川オンラインショップ (下記)」にて。

【関西ウォーカー/篠原賢太郎】

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