“初音ミク”モチーフなど総数66台! ニコ動ならではの“痛車フェス”とは

東京ウォーカー(全国版)

4月28(土)・29日(日)に幕張メッセで開催される「ニコニコ超会議」。ニコニコ動画の過去最大級のリアルイベントとして、各方面から注目を集めているが、中でも必見は「痛Gふぇすたinニコニコ超会議」。初音ミクをモチーフとしたものや、コスプレイヤーとコラボしたものなど、「ニコ動ならでは」の傑作が多数登場するのだ。

今回「痛Gふぇすたinニコニコ超会議」には、多数の応募の中から“精鋭”66台を選出、展示されることが決定した。超痛Gふぇすた主催の痛車グラフィックスに選考基準について尋ねると「舞台がニコニコ超会議ということで、ニコニコ動画ユーザーにも馴染みがあるキャラクターの痛車を選びました」と胸を張る。精鋭揃いのラインナップから、オススメの痛車をいくつか紹介しよう。

まずエントリーNo.013(大日本痛い殿下さん)の痛車は、マストで見ておきたい作品。同主催者によると「痛車とコスプレイヤーとのコラボをテーマにした1台。ステッカーのキャラに、クリスタルを散りばめたデコレーションも必見です!」とプッシュする。

次にエントリーNo.009(ミクファードさん)の作品。「ニコ動でも人気の初音ミクをモチーフに、迫力のフルラッピング! リヤにはゲームで遊べるオーディオシステムもあるんですよ」(同主催者)という力作だ。

さらにエントリーNo.037 (sakaさん)の作品は、「希少なクラシック・スカイライン(ハコスカ)が痛車に! 優れたデザイン性、仕上がりの美しさといった完成度の高さに注目です」と、見どころを教えてくれた。

そもそも痛車とは、車やバイク、自転車などにキャラクターのステッカーを貼り、キャラへの愛情をアピールするというもの。90年代から見かけらるようになったという、ファンの“自己表現”だ。

最近の傾向について同主催者に尋ねると「痛車文化の広まりと共に、デザイン性に優れ、ギャラリーの視線を意識した作品が増えてきています」という。また「現在は展示の際にイラストの描き手やコスプレイヤーまでを巻き込んだ、よりエンターテイメント性を高めた作品が人気」とのこと。その“表現”は内外のカスタムやオーディオシステムにまで及ぶといい、痛車文化は絶えず進化し続けているのだ。

ちなみに、痛車の製作者たちは「作る際の苦労は楽しみの裏返し」と、製作のための苦労は厭わないという。車の形状や色などをしっかりと考え、施工面積が広がって手間がかかるのをモノともせず、見る人を驚かせるステッカーデザインを作り出している。

コストと知識が求められる車両のカスタム。会場を訪れた際は、ニコ動ユーザーに響かせるために考え抜かれた“渾身の痛車”を、ぜひ1台1台じっくりと鑑賞してほしい。【東京ウォーカー】

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