今やファッションにおいてなくてはならない必需品、それがジュエリーだ。しかし、ジュエリーを専門に扱うには豊富な知識が必要であり、消費者にとっても適切なアドバイスやコーディネートをしてくれるジュエリーコーディネーターの存在が必要不可欠である。そんななか、優秀な人材の育成を目的とした「ジュエリーコーディネーター検定」という試験が定期的に実施されている。
この試験は「ジュエリーフェア」や「ジュエリーデザインアワード」といったイベントを開催し、業界の発展に尽力する日本ジュエリー協会が産業の基盤整備の一環として、1997年より始まった検定資格制度。1級から3級まで3レベルで構成されており、ジュエリーに関する基本的な知識はもちろん、商品の製造や販売から卸売りに至るまで、あらゆる知識が求められる試験となっている。
3級では、ジュエリーの歴史や市場、素材、製造、商品、販売及びコーディネートに関する問題が中心で、消費者への商品説明や接客、販売ができる程度の知識が必要とされている。2級では、これらに加えコンサルタント販売や人材育成、店舗運営の補佐がこなせるほどの知識が、最もレベルの高い1級では自身で店舗運営ができるほどの経験と見識が求められており、この検定に合格した多くのジュエリーコーディネーターが、消費者とジュエリーの架け橋となって全国で活躍しているという。
試験対策のための通信講座やテキスト、過去問題も発売中で、現在全国で約7200人のジュエリーコーディネーターが活躍している。ジュエリー業界に興味はあるけど、何だか難しそうと思っている人は一歩踏み出して、是非この機会に「ジュエリーコーディネーター検定」に挑戦してみてはいかがだろうか。【東京ウォーカー】