スコットランドの古語で、“ネズの木の茂る丘”を意味するトマーティン村。そこはロンドンの北西部、約900km、標高315mに位置する、人口およそ500人の小さな村だ。ここには美しい水があった。モナリアス山系の複雑な地質を経て、静かに流れる清らかな“オルタ・ナ・フリス”(=自由の小川)、そして良質のピート(=泥炭)が産出された。この水とピーとなくして、フレッシュでフルーティな香り、まろやかな口当たりとバランスの良い味わいは生まれない。さらにはスコットランドのモルト蒸留所の中で、最も標高の高い蒸留所。これらの全て揃って、初めて生まれるのがスコッチウイスキー界の重鎮がトマーティンなのである。
そんなトマーティンを2005年から販売し続ける食品卸問屋の国分が、今年創業300周年を迎える。その記念イベントとして、7月27日(金)から8月12日(日)まで開催されるロンドン五輪にちなみ、ロンドンバスにトマーティンをラッピングしたトマーティンバスを全国主要8都市でPR走行させることになった。
PR走行する8都市では、実際にトマーティンを味わえるイベントが開催されるほか、キャラバンツアー中に、街で見かけたトマーティンバスを携帯電話やスマホ、デジカメで撮影してキャンペーンサイトから応募(5月8日~7月7日)すると、12種類のトマーティンオリジナル壁紙が当たるキャンペーンも展開する。各都市のイベント会場や、トマーティンバスの運行ルートなどは上記サイトより確認してもらいたい。
ウイスキーの楽しみ方は色々。ストレートで奥深い風味を楽しむもよし、トワイスアップ(ウイスキーと常温の水を1:1)で潜んでいる香りが立ち昇ってくる様子を楽しむもよし、オン・ザ・ロックで味わいの変化を楽しむもよし、水割りやソーダ割りで食事などと楽しむもよし。自分にあった一番の飲み方を探しながら、大人のスコッチウイスキーを是非とも堪能してもらいたい。【東京ウォーカー】