『ウォーターボーイズ』『ハッピーフライト』などを大ヒットさせた映画監督・矢口史靖の最新作『ロボジー』のBlu-ray&DVDが8月3日(金)にリリースされることが分かった。さらに、「スペシャル・エディション」の特典映像として、矢口が初めて監督を務めたアニメ作品が収録されるという。
『ロボジー』は、家電メーカーの窓際社員3人組がワンマン社長からの命令で二足歩行ロボット「ニュー潮風」の製作を命じられるところから物語がスタートする。社長は近く行われるロボット博でこの「ニュー潮風」を大々的に披露して、会社を大々的にアピールしようと目論んでいた。だが、ロボット博まであと1週間というところで、製作途中の「ニュー潮風」が木っ端微塵に大破。窮地に追い込まれた3人は、苦肉の策で老人を中に入れてごまかそうと画策。そこで隠居暮らしをする老人を抜てきし、ロボット博の当日を迎える。ただ、この老人が一筋縄ではいかない厄介もので、さらにはその「ニュー潮風」に恋をしてしまうロボットオタクの女子学生をも巻き込み、さまざまな騒動を繰り広げていくコメディーだ。
主人公である老人・鈴木重光を演じるのは、200人を超えるオーディションを勝ち抜き、73 歳にして主役の座を射止めたシンデレラボーイ・五十嵐信次郎。ほか、ロボット開発部の窓際トリオとして、濱田岳&川合正悟&川島潤哉が出演する。そして、本作のヒロインであるロボットオタクの女子大生・葉子は、女優・吉高由里子が演じる。
8月3日に発売される『ロボジー』Blu-ray&DVDの「スペシャル・エディション」では、本編のほかに、矢口初監督&脚本作品のアニメ作品が映像特典として収録されることが決定。「ニュー潮風」のアニメ版という位置づけで、タイトルは「アニメカ」。収録エピソードは、ニュー潮風が囲碁ロボットとガチンコ対決を繰り広げる「対局」、窓際社員3人とニュー潮風が映画館に訪れる「ムービースター」、窓際社員3人が務める会社が新たに開発したお掃除ロボに戸惑うニュー潮風を描く「お掃除ロボ・サンバ」の3作だ。
矢口監督は「エンディングのイラストがとてもキュートだったので、思い切ってオリジナルアニメを作ってしまいました。よりかわいく、よりスラップスティックに、より制御不能なニュー潮風を堪能して下さい」とコメントを寄せた。
『ロボジー』で矢口ワールドの新たな世界を魅せた氏が、新たな挑戦として描くアニメ作品お披露目まで約3カ月弱。矢口×アニメがどんな化学反応を見せてくれるのか、期待が高まる。【東京ウォーカー】