最近のヘルシー志向を背景に、各社が“低カロリー”商品の開発に注力する中、沖縄県・那覇市にある弁当店「キロ弁」が、総重量1kgの“高カロリー”弁当を提供し、話題を呼んでいる。その名もズバリ「キロ弁」(各500円)。インパクトのある見た目から注目を集め、多い時には1日で130個も売り上げる人気メニューだ。
“ワンコインでお腹がいっぱいになるように”と開発された「キロ弁」は、何といっても“総重量1kg”というボリュームが特徴。主菜350g、副菜250g、ご飯400gという内容で、ご飯とおかずを別々にした“セパレート”の盛り付けを採用。B5サイズほどの容器には、おかずがど~んと隙間なく並べられており、見ているだけでお腹がいっぱいになりそうだ。
「女性は昼に半分、夜に半分と2回に分けて食べていると聞きました。1食分250円と経済的だということが人気の理由のようです」と話すのは、上原店長。長時間の肉体労働を要する“ガテン系”の男性から支持されるのは当然と言えるが、こういった理由で女性客からも人気を集めているのには驚きだ。
主菜は、鶏肉をベースに「唐揚げ」「てりやき」「チキン南蛮」の3種類から選択が可能。栄養のバランスを考えた野菜炒めや酢の物などの副菜をプラスし、チキンの下には胃の消化を促進する切り干し大根を敷き詰めるなど、味が単調にならないように工夫もされている。
このほか、「唐揚げと照り焼きの両方が食べたい」というリピーターのリクエストから誕生した「ハーフ&ハーフ」や、豚キムチ、牛とじ、親子丼などが日替わりで登場する丼物“キロ丼”も用意。こちらは、おかずとご飯を一気にかき込みたい人にオススメだ。
インパクトにとことんこだわった「キロ弁」だが、今後は、豚肉や牛肉といった主菜のバリエーションを増やしていくとか。沖縄を訪れた際には、あなた自身の胃袋でそのスゴさを確かめてみてはいかがだろう。【東京ウォーカー】