沖縄県産ヒロイン「ハルサーエイカー」続編の制作決定!

東京ウォーカー(全国版)

方言や文化をふんだんに取り入れたストーリーと完成度の高いコスチュームで、一躍全国区となった“沖縄県産ヒーロー”「琉神マブヤー」。その「琉神マブヤー」に続き、沖縄県産ヒロインが登場して話題を呼んだ特撮ドラマ「ハルサーエイカー」の第2弾が10月から放送されることが決定。5月30日、沖縄テレビ(沖縄県那覇市)で行われた制作記者会見に、主演を務める田畑愛(ハルサー・アイ)役の福田萌子ら主要キャストと岸本司監督が出席し、続編への意気込みを語った。

「ハルサーエイカー2」は、ハルサー(農家)一族の末裔である主人公・アイが、沖縄に“永遠の不作”という呪いをかけるため古代からよみがえった敵と戦うストーリー。昨年10月に放送された第1弾は、“食”と“命”をテーマにした独創的な内容と、方言をしゃべる女性ヒーローの活躍が話題となり、朝10時の放送にもかかわらず、初回視聴率が12.1%を記録。全13話の平均視聴率も11.4%(最高視聴率13.9%)と高く、放送終了直後から続編を望む声も多かったことから、その声に答える形で制作が決定した。

本作は、“永遠の不作”をめぐる戦いから1年経ったころから始まる。ヒーローの活躍によって呪いは封印されたものの、人々はまだ原因不明の不作にあえいでいた。そんな中、大地を必要としない野菜“永久フード”が発明され、科学の発展と大地の復活の狭間でアイは自身の存続を賭けた戦いに挑むことになる。

前作に続き、主演を務める福田は「放送されてから街で声を掛けていただくことが多くて、たくさんの人に愛されている作品なんだと実感しました。今回、続編の制作が決まったということでうれしく思っています」と、7月から始まる撮影を楽しみにしている様子。

岸本司監督は「前作は東日本大震災後の放送だったということもあり、人々が絶望の中からはい上がっていく姿を撮りたかったので、ファンタジックな内容になりました。今回も、自然を愛する人たちが悪と戦うというテーマは変わらないですが、(敵役の)ドブーやチリーなどが本当に悪なのかという、(正義とは)逆的な観点からも作っていきたいと思っています」と、見どころを語った。

さらに、今回、新キャストとして元Folder5のメンバーで沖縄県出身の女優、AKINAを起用。鍛冶屋に弟子入りしている主人公の姉・田畑ハル(カンジャー・エイカー)役で登場する。今後は、妹のアイと戦うことになるというからこちらも注目だ。

なお、「ハルサーエイカー2」の放送に先立ち、7月からはヒロインを守る仲間“ノーグ・ヘラー”と“ノーグ・カマー”が子どもたちと一緒にダンスを踊るミニ番組「ムルぱっちり」も放送予定。振付けは、AKB48などの振付けを手がける県出身の高良舞子が担当する。【東京ウォーカー】

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