BS放送のDlife(ディーライフ)は、20代~40代の既婚女性1000人を対象に「現代日本の夫婦間バトルや“プチ報復(リベンジ)”の実態」についてアンケート調査を実施。その結果、日本人妻の4人に3人は、激しい“舌戦”後に何らかの“リベンジ”を行っていることが分かった。
この調査は、現在、Dlifeで放送中の海外ドラマ「リベンジ」に絡めた企画として実施されたもの。同ドラマは、高級住宅地で何不自由なく暮らしていた主人公・エミリーが、地元の実力者の手で父親が無実の罪で投獄されたことを機に、復讐に向かうミステリー。
調査は、20~49歳の全国の既婚女性1000人(20代:333人、30代334人、50代333人)を対象に実施。「夫婦げんかの頻度」「夫婦間の舌戦でよく繰り出される“決めゼリフ”」「リベンジを決意した夫の言葉」「夫に対して行ったリベンジ」について質問を設定し、それぞれに回答を集めた。
「夫婦げんかの頻度」では、時間にして1週間平均で29分という数字が出た。結婚して5年未満の夫婦で35分、5~10年未満で30分、10年以上で23分となり、結婚歴の浅い夫婦の方がケンカの時間が長いという結果となった。けんかの理由としては、「言葉遣いや態度」が1位、それに、「育児」「金銭問題」「家事」「子供の教育」と続く。やはり、コミュニケーションの取り方という、些細なことが大事だということが分かる。
では、そのけんかで一番良く使われるセリフは…、夫が「誰が(飯)食わしてんねん」と経済的に主導権を握ろうとするのに対し、妻は「息子は私についてくると言ってます」と子どもを味方に付けるという面白い結果が出た。
その“舌戦”に疲れたら、どこに“避難”するのかを聞くと、妻は「実家」「自家用車」と返答。一方、夫は「自家用車」「コンビニ」で頭を冷やす行動を取っている様子。
そんな憎っくき夫に4人に3人の妻が“リベンジ”をした経験があると回答。そのリベンジをするきっかけとなった夫の“とどめの言葉”として、「(心を込めて作った料理に対して)これ○×スーパーの惣菜でしょ? 作った人クビだね」「食べたいものがない」など、手料理に関連する夫のうっかりしたひと言、「実家のことは関係ない。ウチに嫁に来たのだから」といった実家の事情に対する理解不足、「昔はかわいかった」「痩せろ」「結婚は地獄だ。今度生まれ変わったら絶対結婚はしない!」といった、妻を否定するひと言など、リベンジ必至の激しい言葉が挙がった。
そして、そのリベンジの内容に関しては、「会話放棄」「家事放棄」「散財」という結果が。特に「散財」に関しては、1日で使った最高金額の平均は9万4995円となり、40代ではなんと22万2635円という答えも出た。夫に内緒の“へそくり”がだいぶ“貢献”しているようだ。
その一方で、夫にされたら困るリベンジとして、「仕事放棄」「合コン参加」が。2番目に「合コン参加」があるあたり、まだ夫への愛情が垣間見られ、胸をなでおろす夫たちも多いのでは?【東京ウォーカー】