2200万枚のセールスを突破するアデルの歴史的大ヒット・アルバム『21』。同アルバムに収録されている2曲「セット・ファイア・トゥ・ザ・レイン」、「サムワン・ライク・ユー」が、世界各国からのラブコールをよそに、武井咲さん、江口洋介さんらが出演するフジテレビ系連続ドラマ「息もできない夏」の劇中歌として起用されることが判明! アデルにとって、連続テレビ・ドラマのタイアップに起用されるのは“世界初”。グラミー賞6冠に輝き、先日は妊娠のニュースが出るなどおめでた続きの“アデル効果”で、ドラマにも大きな追い風が呼び込まれそうだ。
今回、2曲のタイアップで「セット・ファイア・トゥ・ザ・レイン」は、同ドラマのオープニングにも起用されるが、世界各国から多くのラブコールが届くなか、アデルが選んだのは日本のドラマだった。「世界のスーパースターであるアデルさんが、今回、世界初タイアップとして我々のドラマのラブコールを引き受けて下さることがわかった時、信じられない思いでただ驚くばかりでした」とフジテレビ編成企画・太田大氏は喜びを語る。
「ドラマの企画段階で、大変な試練の連続でも前へ前へともがき進んでいく強い主人公の姿を描いていた時、頭の中で、胸を締め付けるような切なさと激しさを奏でる名曲『Set Fire To The Rain』が鳴り続けていました。この曲で今回のドラマを是非彩りたいと思い、ダメもとでの依頼をしたところ快諾を頂き、夢のような話だと思っています」(太田大氏)。
ある日突然、「無戸籍」という自らの過酷な運命を知らされた、武井咲演じる18歳の少女と、江口洋介演じる、心に傷を負う42歳の男が出会い、親子ほど年の離れた「許されない愛」を育むという社会派ラブストーリー。すべて自らの失恋体験に基づくラブソングというアデルの楽曲と、相性抜群の組み合わせとなりそうだ。
なお、今年のグラミー賞で最多6部門をで受賞したアデルのアルバム『21』。2012年も世界で売れ続けており、本アルバムの世界セールス枚数は2200万枚を突破! 21世紀に発表になった作品としては、現在世界2位を記録している。All Timeのチャートによると、21世紀発売となった作品の上位リストは、1位ノラ・ジョーンズ『Come Away With Me』(2002年)、2位アデル『21』(2011年)、3位エミネム『The Eminem Show』(2002年)、4位アヴリル・ラヴィーン『Let Go』(2002年) 。20世紀も合わせた歴代のTOP100に入る21世紀の作品は上記の4つしかないが…この夏のどこかで、アデルがノラを抜くのは間違いないとされている。
日本での売上も、このドラマをきっかけに、更なる盛り上がりをみせそう。アデルもドラマも要注目なのだ!!【東京ウォーカー】