ただの映画鑑賞会ではない! 異色の映画コンパ「苦役コン」開催!

東京ウォーカー(全国版)

西村賢太の芥川賞受賞作を映画化した『苦役列車』の公開を前に、先行上映会と上映会参加者による九州限定の座談会コンパイベント「苦役コン」が7月8日(日)、福岡・T・ジョイ博多で開催される。

『苦役列車』は、1986年のとある町を舞台に、日雇い労働の暮らしを送る19歳の北町貫多(森山未來)の不器用で、無様で屈折しているがそれでも何かを渇望して生き抜くひねくれた青春を、職場で新入りの専門学生・日下部正二(高良健吾)や古本屋で店番をしている桜井康子(前田敦子)との出会いを通して描いた、西村賢太の同名小説の映画化作品。

「友ナシ、金ナシ、女ナシ。この愛すべき、ろくでナシ」というキャッチコピーや、森山が下着姿で海へ駆け出す後ろ姿が撮影された衝撃的なポスターなど、7月14日(土)の全国公開前から話題が尽きない作品。その公開を直前に控えて開かれるイベントは、映画上映会の後、その参加者らで座談会コンパを実施するという異色の内容だ。

作品同様に予測不能な出会いを予感させるこのイベント。映画鑑賞という娯楽の場を共有することで共通の話題が生まれ、それをきっかけに新しい出会いが生まれるという映画会社側の狙いもあり、読書という共通の話題をきっかけに“友達”になった貫多と康子のようなめぐり会いが生まれるかもしれない。

「苦役コン」は、20歳以上の男女が参加対象で、男女それぞれ定員20名ずつを予定。チケットは「チケットぴあ」で購入可能だ。各地でさまざまなコンセプトの“街コン”が開催され、出会いや結婚についての価値観が多様化している今だからこそ、こういった取り組みに参加してみるのもありかもしれない。【東京ウォーカー】

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