綾瀬はるか、岡田将生の共演で9月1日(土)より全国公開される『映画 ひみつのアッコちゃん』の主題歌に、YUKIの「わたしの願い事」が起用されることが分かった。この楽曲は、YUKIが『映画 ひみつのアッコちゃん』の脚本を読み、実際に映画を観た後に書き下ろされた、まったくのオリジナルとなる。
『映画 ひみつのアッコちゃん』は、かつて3度にわたってテレビシリーズが放送され、日本中に大ブームを巻き起こした赤塚不二夫原作のコミックが原作。誕生50周年を記念して、初めての実写映画化となった。
物語は、化粧品会社のエリート社員・尚人(岡田)にスカウトされて、アッコが同じ会社で働くことになるところから始まる。アッコは尚人と恋を育くんでいくが、実は彼女は小学生の女の子で、魔法のコンパクトで大人になっていることがバレると、二度と元の世界には戻れないという秘密を抱えていた。そんな中、会社に世の中を騒がす大きなトラブルが発生し、尚人が窮地に。そんな彼を救うため、アッコはある行動に出る。
ストーリーとともに、コミックやアニメでおなじみの「テクマクマヤコン」の呪文はそのままに、フィギュアスケーターやキャビン・アテンダント、バイクレーサー、OL、ナースなど、主人公・アッコちゃんを演じる綾瀬がさまざまな姿に変身する“コスプレ”も話題となりそうだ。
YUKIはこの新曲「わたしの願い事」を、全国ツアー「BEATS OF TEN」の神奈川県民ホール公演(7月4日)で初披露。ゆるやかなメロディーを持ったミディアム・ナンバーで、「どこまでいったら大人なのかと思っていたけれど、大人は花のように咲いて、花のように舞って、風のように周りにいて、いつでもご機嫌でいられる人が大人なのかなと最近思うようになった」というYUKIの言葉通り、歌詞には彼女の人生観と重なり合うかのような意思を持った言葉が並んでいる。
主題歌を担当することになったYUKIは、「脚本と映画を拝見してからの曲作りとなりました。主演のお2人が大好きなので、主題歌のお話をいただけて光栄です。ありがとうございます。世界を変えるのではなく、自分を変える。笑い皺でいっぱいの、大人が増えるといいですね。それが私の、希望と願いです」とコメントを寄せた。
一方、主演の綾瀬は「試写で、はじめて主題歌を聴きましたが、YUKIさんの歌詞も歌声も作品にピッタリで、物語の中に込められたさまざまな思いが歌の力を借りてスクリーンから飛び出し、広がっていくような気がしました。素敵な歌をありがとうございます!」と、感謝の言葉を口に。
今年はYUKIのソロ・デビュー10周年。また、「ひみつのアッコちゃん」が誕生して50年と、“2つのアニバーサリーの融合”となった今回のコラボ。現在大ヒット中の『映画ホタルノヒカリ』の綾瀬が主演ということとともに、YUKIの楽曲提供で、さらに注目度が増しそうだ。【東京ウォーカー】