2012年6月12日、厚生労働省の正式発表により、焼肉店や居酒屋の人気メニュー「牛レバ刺し」について、生で安全に食べるための有効な対策が見出せていないという理由から、7月1日より飲食店での提供が禁止されてしまった。6月末は、食べ納めをしようと、レバ刺しを提供するお店にお客さんが殺到する現象が全国各地でみられ、大きなニュースにもなったが、予約段階で売り切れになるお店や、最終日の6月30日にお店に足を運びつつも、既に品切れで食べられなかったという声も多かったようだ。そんななか、朗報が届いた。
韓国料理屋“チヂミのおいしい店 明洞房(みよんどんぼう)に、禁止となった牛レバ刺しを細部まで忠実に再現した「明洞房オリジナルレバ刺し」なるものがあるというのだ。
同店は、本場の味・素材にこだわり、韓国から直接食材を取り寄せている愛知県名古屋市の韓国料理店。同店が7月1日より発売した新メニュー「明洞房オリジナルレバ刺し」は、見かけ・食材・味わいの三要素が揃った、“まるでレバ刺し”なのだ!
その正体は、韓国で昔から食べられている“ムク”という伝統家庭料理の一つ。ドングリやソバ、緑豆の澱粉を豆腐状に固めたもので、ドングリの美容効果から美容食品としても注目されているそうだ。
同店では、このムクを利用して、牛レバ刺し特有のとろっとした見た目、独特なシャクっとした食感、そして濃厚な味わいを独自の製法で再現したというが、レバ刺し好きをもうならせる出来栄えに早くも話題。7月1日の初日は1時間待ちの行列ができるほどだったという。
この「明洞房オリジナルレバ刺し」は公式サイト上でも通信販売されているので、名古屋に行けない方も是非一度試してもらいたい!【東京ウォーカー】