ワンダーフェスティバルでの初展示から、実に5年をかけて商品化されたというユニークなフィギュアがクエスチョナーズから登場。「鳥かごの少女」(1万円)が、10月に通販サイトの「あみあみ」やボークス各店で発売される。
これは、「植物少女園」をモチーフにした世界初の“ぶら下げて楽しむフィギュア”。商品名の通り、全高15cmの美少女フィギュアが“鳥かご”の中に入っており、原型開発後も各パーツに改良を施し続けるなど、5年をかけてようやく販売されることになった同社の自信作だ。
「この企画は、僕自身、初の試みとなる点がたくさん含まれているかなり挑戦的なフィギュアです。(『植物少女園』原作者)石長さんの類まれなセンスと才能が詰め込まれた造形や、パッケージや本体フック部分のデザインで協力してもらった『D式グラフィクス』の沼さんの華麗で緻密なデザインなど、見どころ満載の一品になっているので、ぜひ一度、手に取って確かめてほしいです!」と話すのは、開発担当の藤岡さん。
当初は営業に行くと「もうお客さんの家にフィギュアを置くスペースがなくなっているんじゃないか」という話を聞くことが多かったというが、「それならば、ほかの物が置かれているスペースを干渉しない場所に飾れるものを作ろう!」と一念発起。企画案を練っていた頃「植物少女園」の石長櫻子氏と出会い、以来、5年もの間、イベントでの原型展示を続けながら、商品化を目指したという。
「“フィギュア=おたく”のイメージも払しょくできれば」(同・藤岡さん)と話すように、スタイリッシュなデザインが目を引く同商品。一般発売は10月とまだ先だが、予約受付は7月9日までなので、気になる人はぜひチェックして!【東京ウォーカー】