新アルバム「BLUE HEART」を引っ提げ、カジヒデキが7/13(金)、福岡からツアーをスタート!

関西ウォーカー

 5月6日、「α-STATION presents HIDEKI KAJI GW Special Live!“BLUE HEART” in 新風館」と題して、カジヒデキのフリーライブが京都にある新風館の中庭で催された。昨年ソロデビュー15周年を迎え、10日後には自身が設立した新レーベルからアルバム「BLUE HEART」をリリースするタイミングとあって、開始前から多くの人が集まった。まずは、α-STATIONの番組「DELICIOUS DONUT」のDJである前田彩名と青空の下、トークショーを。そこでフルートなどでサポートを務めるNARIが新幹線に乗り遅れた事も話題になり、場は和やかな雰囲気に。NARIも無事に間に合い、ライブは「亜熱帯ガール」からスタート。が、先ほどの晴天が嘘かのように、まさかの雨…。それでもカジはボーダーに短パンで楽しく歌い上げる。気が付くと空も晴れてくる…、まるで狐の嫁入りような不思議な天候を、カジは「イギリスっぽくて良いですね!」と笑う。

 続く「Passion Fruits」、観客の手拍子が響く中、後方の階段にも人が多く集まっているのが見えた。そして、新作「BLUE HEART」から「ホワイトシューズ」、「ビーチボーイのジャームッシュ」も披露。終盤の「いとしのファニー・ガール」では作詞のかせきさいだぁとギタリストの木暮晋也が突然の登場。前日、京都にライブで来ていたふたりは、カジの本日のフリーライブを知り、駆けつけてくれたらしい。何ともいえない90年代の良き繋がりに、嬉しい気持ちになってしまった。かせきの「さいだぁぶるーす」、そして「甘い恋人」が畳み掛けられ、より幸福感溢れるイベントに。ラストナンバーは、もちろん「ラ・ブーム~だってMY BOOM IS ME」! ギターカッティングだけで高揚、場内大合唱で幕を閉じた。最後は誕生日を目前に控えたカジにバースデーケーキがプレゼントされたり、観客とのじゃんけん大会など終始、温かい時間であった。

7月15日には心斎橋Music Club JANUSで、新作を引っさげてのツアーライブも! 是非とも歌いに踊りに行ってほしい。

【取材・文=鈴木淳史】

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