宮沢和史が“泣かせる”沖縄出身女性シンガー・成底ゆう子をプロデュース

東京ウォーカー(全国版)

THE BOOMの宮沢和史が、沖縄出身の女性シンガー・ソングライター、成底(なりそこ)ゆう子のプロデュースを手掛けることが分かった。楽曲は彼女のメジャー2ndシングル「溢れる愛のはじまり」で、7月25日(水)にリリースされる。

成底は沖縄県石垣島出身で、2011年11月にシングル「ふるさとからの声」でキングレコードよりメジャーデビューを果たした。この曲は2008年にインディーズ盤でリリースされ、2009年3月にテレビ番組「誰も知らない泣ける歌」(日本テレビ系)で俳優・西田敏行が推薦、放送終了直後から問い合わせが殺到し、iTunesの歌謡曲部門でダウンロード1位となった。その後、彼女は2011年7月にメジャー1stアルバム『宝~TAKARA~』を発売する。

そして、デビュー曲から約1年半を経て「溢れる愛のはじまり」が完成。宮沢がプロデュースを担当したほか、サザンオールスターズ、福山雅治らのレコーディングやライブで活躍するギタリスト・小倉博和が編曲を手掛ける強力シングルとなった。カップリングは「永遠の微笑み」と「蕾」。

宮沢は「初めてこの歌を聴いた時、自分の中に潜む影、悪意などの負の部分が洗い流された気がしました。人生の道程で心に染まったシミがはがれていく気がしました」と大絶賛。また、「一人でも多くの人に聴いていただきたい…。そうすれば、もっと温かくてやわらかくて愛に満ちた世界になる気がします」と、成底の歌声に一発で魅了されてしまった。

「溢れる愛のはじまり」のデモ音源を入手した宮沢は、楽曲世界観の構築に小倉のサウンドが不可欠と直感して、すぐに連絡。アレンジャーとしての参加協力を求めたことで、今回のタッグが実現した。最初に上がってきた小倉のデモアレンジを聴いた宮沢は、感動を抑えきれなかったという。

依頼を受けた小倉も、「デモ音源を聴いた美しくブライトな歌声にどんな人だろう、とお会いすると、飾らない笑顔の似合うかわいらしい、やはりブライトな女性でした。僕の経験上、こんな方が長く歌い続けてゆく人だと思います」と、成底の才能を称えた。

また、7月25日の発売に先駆けて、7月13日(金)の0:00からレコチョクで先行配信、さらに、同日の0:58から放送される音楽番組「ハッピーMusic」(日本テレビ系)でパワープレイとしてオンエアされることが決定した。

「溢れる愛のはじまり」の歌詞も、沖縄の豊かな海と大地が育んだ成底の歌声のように大きな愛で聴く者の心を包むような、何とも不思議な感覚を呼び起こす。この曲でもまた多くの人の涙腺を緩めそうだ。【東京ウォーカー】

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