沖縄初のJチーム誕生へ、J2規格を満たすスタジアムの改修計画を発表

東京ウォーカー(全国版)

沖縄県と、Jリーグ参入を目指すFC琉球関係者は7月12日、沖縄県総合運動公園陸上競技場をJ2規格スタジアムに改修する計画について会見を行なった。

現在、沖縄にはJリーグ規格の競技場やスタジアムがないため、県内で唯一既存施設で基準をクリアできそうな沖縄県総合運動公園陸上競技場を改修し、環境の整備を整えることがJリーグ昇格条件の一つとなる。2010年には県内のサッカー関係者やファンらが署名運動を展開。約1カ月で16万4856人の署名が集まり、県民の声に後押しされる形で今回の改修計画が動き出した。

沖縄県の発表では、メインスタンドとバックスタンドの整備のほか、雨天用通路の増設、夜間照明や電光掲示板、選手専用通路を設置する予定。陸上競技場としての利便性も向上させる方針だ。今年度から予備設計に入り、来年度から工事に着手、2015年2月までにはJ2入会条件を満たすスタジアムの完成を目指す。

沖縄県総合運動公園陸上競技場の改修を求める署名活動を展開した「沖縄初のJリーグチームを誕生させる会」の白石武博会長は、「当初5万人の署名を目標としていたが最終的に16万4856人分の署名が集まり、世論に後押しされる形で県の改修予算も下りることになった。再来年には沖縄初のJリーグチームが誕生してくれれば」と、Jリーグ昇格へ期待を寄せた。

また、沖縄県の当間清勝土木建築部長は「今回のスタジアムの整備を契機に、J2リーグ戦が開催されるとともに県のサッカーファンが増え、沖縄の高校生がいつの日が全国制覇をするような大きな動きになれば」と話し、会見を締めくくった。【東京ウォーカー】

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