“恐怖”をテーマにした展示会「お化け屋敷で科学する in沖縄」の開会式が、7月13日に沖縄県立博物館・美術館で行われた。式には、同館の白保台一館長をはじめ、主催する文化の杜共同企業体の平良知二代表、沖縄テレビの町田宗浩代表取締役社長らが出席した。
「お化け屋敷で科学する」は、お化け屋敷で感じる“恐怖”という感情にスポットを当て、「体感」「学習」「観察」「体験」の4つのエリアで構成されたイベント。2009年4月に東京・日本科学未来館で行われ、その後、各地で好評を博した巡回展だ。
会場では、特設されたお化け屋敷で恐怖を“体感”したあと、“恐怖”を科学的視点で解説したパネルや映像、アイテムを展示している「科学トピックス」ブースで“恐怖”を学習、観察することができる。恐怖という感情を客観的に“検証”し、脳が恐怖を感じる仕組みや恐怖心の“遺伝”、恐怖と“記憶”の関係、「こっくりさん」を例に、お化けを科学的に考えるなど、子どもはもちろん、大人も楽しく学べる体験型の展示会となっている。
開会式では、文化の杜共同企業体・平良知二代表が「この展示会は、沖縄では初開催。タイトルの通り“お化け屋敷と言えば、恐怖”。その恐怖を体感し、科学的に解き明かそうという趣旨の体験型の科学学習ができる展示会なので、子どもたちが仲間同士で、また、親子そろって楽しく学べる場にしてほしい。暑い夏を涼しく乗り切る絶好の機会に、恐怖を体感・体験した多くの県民が『怖かったが楽しかった』『いい体験になった』と、話題が広がれば」とあいさつ。最後に、白保台一館長や沖縄テレビの町田宗浩代表取締役社長と共にテープカットを行い、沖縄初登場となる注目イベントの開催初日に花を添えた。
“恐怖”テーマにした同イベントは、9月17日(月)まで開催。まもなく始まる夏休みには、より多くの子どもたちでにぎわいそうだ。【東京ウォーカー】