あのビッグアーティストを彷彿とさせるネーミングで広報活動を行っている、石川・加賀温泉郷の観光PRプロジェクトチーム「レディー・カガ」。そんな彼女たちが関わっている「加賀温泉郷おもてなしプロジェクト2012」が、9月30日(日)まで開催されている。
「レディー・カガ」は、加賀温泉郷の活性化とイメージアップを目指し、石川県旅館ホテル生活衛生同業組合青年部加賀支部が立ち上げた観光PRプロジェクトチーム。“おもてなしの心を持った加賀の女性”をテーマに、温泉や地域のさまざまな職種で活躍する女性たちで構成され、FacebookやTwitterといったSNSを通して、幅広い利用者獲得に向けたアプローチを展開中。昨年11月に公開されたPR動画第1弾が数日で30万回以上も再生されるなど、そのユニークな観光PRがネットを中心に話題を呼んでいる。
「加賀温泉郷おもてなしプロジェクト2012」は、石川県をはじめ、加賀市、小松市、加賀温泉郷協議会が主催する観光キャンペーン。「レディー・カガ」との出会いで加賀の旅をより印象深いものにしてもらおうと企画されたもので、期間中は、メンバーが毎日JR加賀温泉駅の構内で“お迎え”(14:00~15:30)と“お見送り”(9:30~11:00)をするほか、メンバーが案内する温泉郷ガイドツアーも実施。さらに、メンバーのいる店舗を利用した人には「レディー・カガ 特製ブロマイド名刺」がプレゼントされ、それを5枚集めると特製名刺ホルダーがもらえるなど、利用者の関心を高めるユニークな企画が好評を得ているという。
キャンペーン最終日の9月30日(日)には、EGO-WRAPPIN'や元ちとせ、TOKYO No.1 SOUL SET、スチャダラパーら豪華アーティストが参加する「2012KAGA MUSIC FESTIVAL 加賀温泉郷フェス」を開催。“温泉×音楽フェス”という意表を突いたコラボは、全国の音楽ファンや、これまで温泉地に関心の薄かった人からも注目を集めている。
「レディー・カガ」の萬谷浩幸委員長は、「3年後に迫った東京と金沢市を結ぶ北陸新幹線の開業に照準を当て、加賀温泉郷を全国的な観光地ブランドへ発展させたい」と意気込んでいる。PR動画第2弾も公開され、さらなる次世代型の広報活動に力を入れる「レディー・カガ」。今後ますます彼女たちから目が離せなくなりそうだ。【東京ウォーカー】