130万人のド肝を抜く! 愛知県一宮市の「コスプレ町おこし」

東海ウォーカー

毎年130万人もの人々が訪れる一宮七夕まつり。その最終日7月29日(日)に約40万人の一宮市民のド肝を抜くであろう一大“町おこし”イベント、一宮七夕まつりコスプレパレード with WCSが開催される! 伝統的な七夕まつりが、ジャパニーズ・ポップカルチャーの代表格、コスプレとの融合を果たす。世界各国での予選大会を勝ち抜いた20か国40名の代表コスプレイヤーと一般コスプレイヤー約250名が集結し、商店街をド派手に練り歩く!!

そもそも愛知県一宮市はバーバリーやランバンなど、世界の名立たるブランドに認められた毛織メーカーを有し、日本でも有数の繊維産地として知られている。「ガチャマン」(織物機がガチャンと動けば万という金が入る)という言葉が生まれるほど、高度経済成長期には繊維産業が栄光を極めた。しかし、近年は安価な海外製品の流通により、平安時代以前から続いてきた一宮の繊維産業は衰退するばかり…。

そんな繊維産業を再構築するため、一宮商工会議所が掲げているのがコスチュームタウン構想だ。「繊維の街からコスチュームタウンへ!」をキーワードにあらゆるプロジェクトが進行中である。そして今夏、その第1弾企画として、03年にスタートした世界的なコスプレイベント、世界コスプレサミット(WCS)の誘致に成功した。

「今回のコスプレパレードが、一宮を繊維の町からコスチュームタウンへと変貌させるきっかけになってくれればうれしいです。繊維産地の特色を生かして、コスプレ衣装のさまざまな素材を安く提供できる、ほかにはない存在になりたいんです」。実行委員長を務める栃倉勲さんは同パレードへの意気込みを熱く語る。

斬新な“町おこし”イベントに、一宮市民はどのような反応を示すのか?? この日を境に一宮のプロジェクトXがスタートする。(東海ウォーカー)

注目情報