8月5日(日)~14日(火)、世界遺産が点在する奈良公園一帯で今年も「なら燈花会」が開催される。猿沢池や浮雲園地のほか、東大寺や春日大社を含む10エリアが、ろうそくで幻想的にライトアップされる。
1999年に誕生した「なら燈花会」は、ゆったりと時の流れる世界遺産の地、奈良に集う人々の祈りを、ろうそくの灯りで照らし出す人気イベントだ。古都奈良にろうそくの灯りがとけ込み、夏のたった10日間だけ広大な奈良の緑と歴史の中にろうそくの花が咲き誇る。
“燈花”とは、灯心の先に形成される花の形をしたろうの塊のこと。仏教においてこれを縁起の良いものとすることに由来して「燈花会」と命名されているのだ。
期間中は献灯体験ができる一客一燈(協力金500円)も。ろうそくの優しい光に照らされた、いつもとは違う景色を楽しんでみてはいかがだろうか?【関西ウォーカー】
◆なら燈花会
住所:奈良市奈良公園
開館時間:19:00~21:45
料金:観覧無料
交通:近鉄奈良駅より東へ徒歩約5分
問い合わせ:0742-21-7515