今をときめく、ももいろクローバーZの妹分的存在でもある通称「エビ中」の彼女たち。私立恵比寿中学とは、何なのか!? 努力や根性といった中学生らしからぬ言葉を使いながら、メンバーの3人に話をしてもらった!
―まずは自己紹介ならぬ、他己紹介というメンバーがメンバーを紹介していくスタイルでお願いします!
真山「美怜ちゃんは、『360°どこから見てもアイドル!』というキャッチフレーズのとおり、アイドルという感じですね、表でも裏でも。変にキャピッてなくても、首の傾げ方にアイドルらしいキレがあるんです!」
星名「私、首がつる癖があって、寝違えみたいになるんです。コルセット付けたら、いつの間にか治ってしまうんですけど(笑)。ライブ中に左にピキッと(首が)なったら、右に(首を)ピキッとし返したりしています!」
―なるほど(笑)。では、首の話だけでなく、松野さんの話もお願いできますか!
星名「莉奈は大人っぽくて一緒に話できるような感じじゃないのかなと思ってたけど、いざ話すと凄いほわっとしてふわふわして妹みたいなんです! 忘れ物が多くて、おっちょこちょいだけど、前よりは大人になったような気がします!」
松野「いひひ、いひひ、うふふ、うふふ(笑)」
真山・星名「(笑)」
―笑ってばかりだけど!?
松野「忘れ物は最初、『やっちゃったー!』と思うんですが…、いひひ、いひひ、うふふ、うふふ(笑)」
星名「まぁ、いいや!」
―松野さん仕切り直して、真山さんについて話をできますか!?
松野「はいっ! 真山はハイテンションだけど、しっかりとしたお姉さんです。最年長だから、本当にしっかりとしている。私とか美怜とかが困った時に、いつも助けてくれています!」
真山「私も助けられているよ!」
―ライブの話もしたいんですけど、前回大阪ではフリーライブでしたよね。でも遂に、こないだ、なんばHatchという大きな場所でもできましたよね。
星名「エビ中ファミリーが、たくさん来てくれました! 初めて観る人も、多かったと思います」
松野「本当にいっぱい来てくれて、知名度が上がっていると実感できました」
真山「そんなに知られてると思わなかったんですけど、本当に(お客さんの)サイリウムがカラフルでお花畑みたいで…、涙が出てきました。大阪のお客さんは笑いに厳しいから、私たちの話も笑ってくれないと思っていたら、笑ってくれて嬉しかったです」
松野「優しい人が…温かい人が多かったです」
―とにかく全力が伝わったんじゃないかと思います。
真山「全力というか、私たちはただ楽しくやっているだけですから。ダンスも歌も上手いわけじゃないし、トークだってそうだと思うんです。だからこそ自分たちが楽しまないといけないし、そうすればお客さんにも伝わると思うので」
星名「全力は出し切っていて、中盤辺りでしんどくなるんですけど、それを乗り越えるとまた、楽しくなるんです」
―以前、他の媒体で真山さんがエビ中を「アイドルではなく、パフォーマンスユニット」と言っていたのが、凄く印象的なんですよ。
真山「そうですね、アイドルとひとくくりにされるのは嫌なんです。とにかく、こんなにも熱くなれるというのをライブで感じてもらえたら嬉しいです」
松野「踊ったりする事で疲れていると思わせたくないんです。とにかく全力でやってます!」
―新曲「Go!Go!Here We Go!ロック・リー」も、大変お客さんが盛り上がってましたよね。
真山「これは、『ナルトSD ロック・リーの青春フルパワー忍伝』のエンディングテーマでもあるんですね。努力と根性というアニメの主人公が好きな言葉が歌詞に入ってますが、真山も好きな言葉なんです! ゆとり教育世代の人が聴いたら、熱さを思い出せるはずですよ!」
松野「エビ中は努力と根性で、ここまで来たと思っているので、このふたつの言葉は大切にしています」
―ゆとり教育世代の話も出ていたけど、努力や根性って若い人に敬遠されがちな言葉だよね。
真山「スポ根的に思われがちだけど、別にかっこ悪いことじゃないと思うんです」
―エビ中のお姉さん的存在のももいろクローバーZも、努力と根性の人たちですよね。
松野「ももクロちゃんが根性を出して努力してくれたから、私たちがいれると思っています。もっともっと私たちらしいものも出していきたいです!」
星名「路上からアリーナまで進出したももクロちゃんの努力には勝てないけど、ももクロちゃんもやっていないパフォーマンスを私たちは見つけてみなさんに見てもらいたいです」
真山「エビ中でも新しい道を切りひらきたい!」
―とにかくエビ中らしさを、これからも本当に期待しています!
【取材・文=鈴木淳史】