どうも!ミスキャンパス立命館2012実行委員の白井寛人です。今回から夏休み中に行っている文化体験活動を紹介していきたいと思います。
第一弾として紹介させていただくのは日本刺繍です。候補者の西上さんと高橋さんが体験させていただきました。発祥は、千数百年前、仏教とともに中国から渡来した刺繍技術で、以後、日本で長い年月をかけて様々な工夫がなされ、現在に伝わったものが、日本刺繍と呼ばれます。特に、京都における日本刺繍は「京繍(きょうぬい)」として経済産業省から伝統工芸品の指定・認定を受けています。
この京繍は15種類の太さが異なる針と2つとして同じものがない3000から4000種類の絹糸を使って作品を作ります。
今回、日本刺繍を体験させていただいた中村刺繍様では、扇子入れやタンブラー、マグカップなど、様々な物への刺繍を体験することができます。その中から候補者が体験させていただいたのは「ふくさ」(袱紗)への刺繍です。
この「ふくさ」とは、贈り物を包んだり、覆ったりするのに使用する方形の布のことです。体験前、西上さんも高橋さんも緊張していて、うまくできるか不安そうにしていました。しかし、作業が始まると日本刺繍の基本である「右手を上に左手を下に」を意識し、集中して取り組んでいました。慣れない姿勢で足がしびれながらの作業でしたが、先生から「上手ですね!」とお褒めの言葉をいただいていました。
「現在はミシンでの刺繍が主流となっているなかで、手縫いの良さとは何でしょうか?」と先生に伺うと、「細かい表現や自由な表現ができるところ。さらに一点ものというところがいいですよね。」とおっしゃっていました。
体験させていただいた西上さんと高橋さんも世界にひとつしかない「ふくさ」にとても喜んでいました。最近では様々な世代の方が体験に訪れるとのことでしたので、ぜひ体験してみてください!中村刺繍様(http://www.nakamurashisyu.com/)
では、体験後のファイナリストから一言。
西上さん:実際に自分の手で体験することで京繍の奥深さを感じることができ、もっと知りたいと思いました。京文化に触れる入る口だと思うし、今後もずっと続いていってほしいと思いました。
高橋さん:綺麗なものを目で見て触れて、パワーをもらえました。他にも人に感動を与えられる文化があると思うので、他の文化にも触れて発信していきたいです。ありがとうございました。
【文=「ミスキャンパス立命館2012」 実行委員 白井寛人】