最近、大ブレイクしている本格派のコンビニスイーツに、新たな刺客が登場するかもしれない。大手スーパーマーケットチェーンの西友が、9月13日(木)より関東地方を中心とした一部店舗にて、同社初となるオリジナル洋スイーツの販売を開始するのだ。
今回、全40店でスタートするのはロールケーキなど12品のオリジナルスイーツ。ブランド名は“Wakana Sweets”で、手作り感にこだわって作られているのが特徴だ。
こだわりも相当なもので、おいしさを追求するために、小ロット生産を徹底。また、鮮度にこだわり、製造(調理)時間等を短縮することで、より“手作り”っぽく、懐かしい味に仕上げているという。
そして最大の特徴は、1個100円で買えてしまうという驚きの価格だろう。298円の弁当も販売している同社としては、「お弁当+スイーツで、ワンコインでおつりがくるようにしたい」という思いがあったようだ。この安さは、さすが“価格にこだわる西友”といったところだろう。
パッケージもシンプルながら、どこかかわいらしいデザイン。このシンプルなパッケージも安さの一因とのことだが、決して安っぽくはない点で、狙いは成功しているようだ。
実際に食べてみると、「ロールケーキ(プレーン)」は、クリームが“固すぎず柔らかすぎない”出来で、さっぱりした味わい。甘さも抑えられているため、ペロッと食べられる。
また、「焼リンゴタルト」はリンゴのシャキシャキした歯ごたえと自然な甘さが絶妙で、価格を考えると非常にコストパフォーマンスが高いと言える。ほかにも「釜焼半熟チーズケーキ」や「濃厚マンゴープリン」など、人気のメニューがそろっている。
お惣菜売場に置かれるという、同スイーツ。手ごろなサイズで値段も安く、おいしい。今後、販売エリアは順次拡大され、タルトなどは季節ごとに果物などのトッピングを変えていく予定だという。コンビニに加え、スーパーにもオリジナル商品が増えることで、スイーツの“ついで買い”需要がさらに高まるのか、要チェックなのだ。【東京ウォーカー】