9月14日(金)~17日(月)の4日間、奈良市ならまちセンター他を会場に、『なら国際映画祭2012』が開催される。カンヌ、ヴェネチア、ベルリン国際映画祭などで高く評価された国内外の若手作家の日本初公開作を中心に集めたインターナショナルコンペティション部門、学生映画に焦点を当て、次世代の才能を発掘するNara-wave部門などを中心に、未公開作から映画ファンにはお馴染みの名作まで30作品以上の映画が上映される。
映画祭のオープニングを飾る新作映画『祈』は、なら国際映画祭が今後の活躍が期待される若手監督を奈良に招き、奈良を舞台に地域住民と共に映画制作を行うプロジェクト「NARAtive2012」から生まれた新作映画。先日のロカルノ国際映画祭新鋭部門のグランプリを受賞した話題作が、映画祭の幕開けともに、日本の観客にお披露目される。
映画祭には上映作品の監督や各国の映画人が参加し、上映後の質疑応答や、イベントなどにも出演予定。映画を通して国際的な交流も図れるイベントに、ぜひ参加してみてほしい。
【文=関西ウォーカー編集部・鈴木】