壺プリンや味噌プリン、ナンジャタウンの「プリン博覧会2008」など、昨年から息の長いブームとなっているプリンだが、新しい注目株「ミルキーゴールド」(284円)が登場した。昨年末の発売と同時に話題となり、多いときには1日で350個も売れるという人気プリンだ。
この「ミルキーゴールド」、なんと「パンに塗ってもおいしいプリン」だという。作っているのは北海道の「青華堂」。濃厚なミルク味が特徴で、ライトブラウンの色も珍しい“地方発の人気スイーツ”なのだが、パンに塗るなんて、本当なのだろうか?
「最初はお客様が教えてくれたんです」というのは、同プリンの販売元・青華堂の佐藤さん。「常連のお客様がある日、『パンに塗ってみてもおいしかった!』と教えてくれたんです。濃厚なので、ジャムやピーナツバターを塗る感覚で試しにつけてみたそうなんですよ」
たしかにピーナツバターとパンって合いますよね…。というわけでさっそく記者もパンに塗って食べてみた。
ふたを開け、まずスプーンですくってみる。型くずれせず、パンにのせてもしっかり形を保っていることに、まず驚く。食べてみると、ミルクの味がぎゅっと詰まっている感じで、新しいクリームパンのようでたしかにウマい! ピーナツバターほど濃厚ではないので、オススメは塗るというより、“のせる”くらいたっぷり塗ること。塗れば塗るほど、シュークリームっぽくなって新しい味が楽しめるのだ。
ところでこのプリン、不思議なことにスプーンですくっても、まったく型崩れしない。しかも硬いわけではなく舌の上で溶けるようなのだ。これって作り方に秘密があるんですか?
「実は『ミルキーゴールド』は、一切火を使っていないんですよ。作り方は企業秘密なんですけどね(笑)。だからこそミルクの新鮮な旨みが活きて、なおかつ柔らかさを保てているのだと思いますよ」(佐藤さん)
食感といい、味わいといい、食べ方といい、なんとも不思議な「ミルキーゴールド」。スイーツ好きだけでなく、朝の“おめざ”としても人気の商品となりそうだ。通販で買うことができるので、さっそく試してみては? 【東京ウォーカー/安藤真梨】