【インタビュー:その3】シングル「のぞき穴」を9/19にリリースした「赤い公園」とは!? デビューしたばかりの4人の魅力に迫る!!

関西ウォーカー

―今の若い段階で、そこを気付けてるのっていいなって思うんです。結局は、自分で気付かないと、わからない事じゃないですか。

佐藤「ここにくるまでに、結構周りに言われていたのに出来てない事がたくさんあって、『やっとわかった!』という感じですね、私からしたら。あとあと自分たちの為になるというのがわからなくて、昔の私は何か人から助言をもらっても『それ、わかんないわ』っていう感じだったんですね」

津野「でも成長した時が最大じゃないと思っていて、いつも『もっとできたかな…』とか悔いはあります」

―本当にマジメだなって、改めて思います。写真だけ見ていたら、わからないじゃないですか(笑)。

津野「小梅太夫みたいな写真ですからね、今のは(笑)。でも、これ撮る時とか、選ぶ時とかめちゃくちゃマジメだもんね。『もうちょっと、口を開けていた方が良くない?!』とかね(笑)」

―めちゃくちゃ激しかったり、めちゃくちゃアホな事をやっている演者さんって舞台降りたら、本当にマジメじゃないですか。

津野「私、初めて天野ジョージ(撃鉄Vo)と話した時、あのマジメさにビックリしましたもん。『ウソでしょ!?』って(笑)。ああいう人たちに限って、音楽を大事にしているし、音楽を信じているから、ああいう事ができるんだろうなって思うんです」

―そうですよね。だから、今回のシングル「のぞき穴」も小難しい事はどうでも良くて、単純にうねっているパワーをドーンと感じたんですね。

津野「あぁ…、気合いが伝わったなら…、何よりです。自分たちの好きな曲で昔からやっていて、自主企画の名前にもしているくらいなので。ずーっとライブでやってきてる曲なので。気合いと焦りと全ての切迫感が詰まっている」

―今までのミニアルバムも聞いていたんですけど、曲数少ないシングルの方が何かね…。

津野「聴くと、疲れますよね?!」

―何か、執念というか…怨念というか…。

津野「(笑)。怨念が近いですね! でも、良かった」

歌川「聴いていて、忙しいですよね?!」

藤本「凄いちっちゃいハコに色んなものがバァ~っと詰め込んで…、細かいビーズとか詰めて、すぐ蓋をする感じですね」

津野「出た、比喩表現!!」

藤本「いろんなものが詰まっています。(CWの)『娘』はジワジワくる感じで、飲食店の凄い汚いところにいるネズミみたいな…ヌメッとした感じですね」

佐藤「(笑)。電話の音とかが入っているので、間違えて、『お母さん、電話だよ!』とか言わないように(笑)」

―(笑)。シングル3部作が始まったばかりですけど、個人的にはアルバムが凄い楽しみです。

津野「楽しみにしといてください! でも、不安でしょうがないです、まとまんのかどうかが! CDから拒絶反応されて、爆発するんじゃないかって(笑)」

藤本「星型のCDになりそうだよね」

津野「なんないね!」

―(笑)。とにかく今日は楽しかったです!

津野「楽しかったです! 昔の話とかしちゃったもんね」

佐藤「『昔の私は~』って、マジメに話したちゃった!」

津野・藤本・歌川「あははは!!!」

―(笑)。とにもかくにも、ありがとうございました!

全員「はっ、ありがとうございました!!!!」

【取材・文=鈴木淳史】

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