2012年9/28(金)~30(日)の3日間、神奈川県の足柄の自然のなか、劇団唐ゼミ☆のテント演劇「木馬の鼻」が開幕! 俳優・劇作家の、唐十郎がこの劇団のために初めて書き下ろした新作を披露する。劇団唐ゼミ☆作品の特徴でもある、移動サーカスのような特設の青テント、斬新な仕掛けたっぷりの舞台演出に、観客はあっと言わされること間違いなしだ。
劇団唐ゼミ☆は、横浜国立大学の教授だった唐十郎のゼミナールをもとに2000年に発足した劇団。主に青テントで唐十郎作品を上演している。
「木馬の鼻」は、12年6~7月に浅草花やしきで上演した作品で、今回「ASHIGARAアートフェスティバル2012」のイベントの一つとして、足柄エリアで特別上演する。公演地に合わせて工夫する舞台演出が、劇団唐ゼミ☆のもう一つの特徴だが、物語に登場する「マチュピチュ」は、小高い山の上にたつ今回の特設テント会場のロケーションにぴったり! 足柄でどのように物語を盛り上げてくれるのか見ものだ。
秋の行楽にもおすすめの自然あふれる足柄で、独創的な世界を体験してみては?
【あらすじ】デパートの屋上遊園地で清掃員をしている谷也(たにや)は、いつも夢うつつ。 ある日、谷也は、うっかり遊園地の花形である白い木馬の鼻についた鳥のフンを拭き忘れてしまう。それを見とがめた庶務部が園長とともに 谷也の住む箪笥屋に押しかけてきた。一方、その箪笥屋を切り盛りする姉の竹子(たけこ)は、別の難題に直面していた。この町に新しい道路を通すための区画整理を、絶大なる権力者である町内会長・喫茶店〈ピサロ〉のマスターが勝手に決めてしまったのだ。追いつめられた谷也たちは、木馬にまたがり、今こそ遙かなるマチュピチュに旅立とうとする。そしてかつてスペイン人に攻め滅ぼされてしまったインカ人の血をたぎらせ、今再び経済の力で彼らを征服せんとする者たちに挑むのであった。
【青テントを一緒にたてよう!】「テントをたてよう体験ワークショップ」参加者募集! 劇団唐ゼミ☆スタッフと一緒に、公演に向けて青テントをたてるワークショップ。日時/9/22(土)10:00~17:00、開場/ブルックス大井事業所内、参加費/無料※ボランティア保険をかけます。前日申し込みOK!問い合わせ/ASHIGARAアートプロジェクト推進室(045-664-3731)