DJ、音楽プロデューサーなど多岐に渡る活躍で知られ、9月12日にはクレイジーケンバンドの楽曲をミックスしたCD『WORLD STANDARD CRAZY KEN BAND - A TATSUO SUNAGA LIVE MIX -』を発表した須永辰緒。9月15日、彼のライフワークでもある人気イベント「夜ジャズ」が東京湾の船上クルーズにて豪華メンバーと共に行われた。今回のイベントを主催したのはスポーティかつドレッシーなデザインで人気の腕時計「OCEANUS(オシアナス)」(カシオ計算機株式会社)。会場には最新の「OCEANUS」シリーズが展示され、多くの参加者の関心を惹いていた。
18:00、オープニングDJを務めるNicheのプレイがスタートするのと同時刻、150名あまりの乗客を乗せたCelebrity II号はお台場パレットタウン発着所を出航。船のデッキでは、参加者たちは高澤 綾(tp)と朝田拓馬(g)のデュオが奏でるジャズを聴きながら船上ナイトビューを楽しんでいた。
実は今回のイベント、クラブジャズファンならば思わず唸る超豪華メンバーが出演するとあり、入場チケットは発売からわずか数十分で完売していた。船内の窓から覗く東京湾の都会的で幻想的な夜景のなか、船内のメインフロアに設けられたDJブースでは伊藤陽一郎、沖野修也(KYOTO JAZZ MASSIVE)、KTa☆brasil、MUROといった人気DJたちが唯一無二のプレイを繰り広げた。イベント終盤、参加者たちのお目当てでもあるEGO-WRAPPIN'が登場。伴奏は森雅樹(G)のギターのみといったアコースティック編成で「a love song」「色彩のブルース」が熱唱され、会場は最高潮の盛り上がりを見せた。途中、会場に「夜ジャズ」と書かれたケーキが運ばれてきた。実は前々日の13日に誕生日を迎えた須永氏の誕生日を祝うというサプライズ演出。須永氏は大きな拍手に包まれながら夜ジャズケーキに点された蝋燭の火を吹き消した。約3時間に渡る極上クルーズも終わりに近づき、ラストは須永氏によるDJプレイ。「スエーデンの城」など須永氏がチョイスしたジャズの名曲が流れるなか、Celebrity II号はお台場パレットタウンへと帰航した。この船上での「夜ジャズ」は毎年9月に開催されているが、船の乗員数に制限があるため限られた人数しか参加できないプレミアムイベントとなっている。チケット争奪戦は必至だが、来年は是非参加してみてはどうだろう。(秋吉)