“甘い芸術品”!美術館で味わう“ミュージアムスイーツ”の魅力

関西ウォーカー

ミュージアムは芸術を楽しむ場所だが、最近では芸術品だけではなくとっておきのスイーツが食べられる美術館もあるのをご存知だろうか。なかでも「ミュージアムスイーツ」と呼びたい甘い芸術品を堪能できるのが京都の美術館だ。

まずは京都・大山崎の「アサヒビール大山崎山荘美術館」。大正から昭和初期にかけて建築された「大山崎山荘」を本館として、建築家・安藤忠雄氏設計による地中館、山手館を加え、数々の美術品を展示する。レトロな洋館の喫茶室は、木津・宇治・桂川の三川を望めるテラス席も設置され、趣のある山荘で美味なスイーツを堪能できる。

ここで味わえるのは、「アサヒビール大山崎山荘美術館」の夢の箱ケーキ(各500円)。リーガロイヤル京都と共同開発によるオリジナルのケーキは、りんご&シナモン、ガトーショコラ&オレンジなど4種類。2つの味が口の中でデリシャスにマッチするボックスケーキだ。

京都・岡崎「細見美術館」は、四季折々の企画展示で日本美術の優品を数多く展示。古きよき伝統を肌で実感できる京都屈指の美術館だ。最上階の「茶室 古香庵」では実際にお茶をたててもらうこともできるので、海外の旅行者からも人気が高い。日本茶の老舗「一保堂茶舖」のお抹茶と、京都菓匠「末富」の季節の生菓子のセット「東山(1000円)」で京都の魅力を体感できる。

最後に京都・宇治の「宇治市源氏物語ミュージアム」。ここは復元模型や映像を通して紫式部が書いた源氏物語と平安時代の文化に親しめる美術館。カフェ「花散里(はなちるさと)」では、おそばなどの軽食も可能。ここで出される自家製ワッフル(600円)は、抹茶風味のワッフルにたっぷりの粒あんと抹茶アイスが豪快にトッピング。ワッフルからほんのり香る抹茶と濃厚小豆をめいっぱい味わえる。

アートをじっくり楽しんだあとに、“美術館ならでは”のスイーツを思いっきり堪能する…。そんな魅力にあふれた名店顔負けのスイーツたちを味わってみてはいかがだろうか。【詳細は9月18日発売の関西ウォーカー18号に掲載】

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