沖縄に点在する52のパワスポも細かく紹介!楽しく学べる沖縄流開運術

東京ウォーカー(全国版)

沖縄県の出版社・ボーダーインクは、幸運を呼ぶためのさまざまな方法を多角的に網羅した書籍「幸せを呼ぶ おきなわ開運術 おまじない・縁起物・ご利益スポット」を発売した。

「幸せを呼ぶ おきなわ開運術 おまじない・縁起物・ご利益スポット」は、沖縄ならではの厄払いや福を呼ぶ方法を、楽しみながら学べるように構成された書籍。子どもにも読みやすいようにイラストが多用され、教育、文化継承の面でも一役買いそうだ。

おまじないをはじめ、塩や米など身近なもので福を呼ぶ方法のほか、沖縄県内のいわゆる“パワースポット”と呼ばれる開運スポットを数多く紹介している。

第1章では、手軽に開運をするための術をピックアップ。おろしたての服を着る前に、服を家の柱にこすりつけながら「チンヤヨーカー ドウゥヤチューバー(服は弱いけど 体は強いよ)」と唱えると、服も体のように強くなって着る者の体を守るという言い伝えなど、方言を覚えながら言い伝えを学べる工夫がされているのがうれしい。

また、第2章では、「おきなわ開運スポット」と題して、沖縄最高峰の聖地「斎場御嶽(せーふぁうたき)」、沖縄本島最北端にあって地球のパワーを感じられる「安須森御嶽(あすむいうたき)」など、ご利益の目的別に全52スポットをマップ付きで紹介。観光ガイドブック的にこの本を片手にこれらの聖地を巡れば、従来の沖縄観光とはまた違ったスタイルの旅が楽しめそうだ。

沖縄は琉球王国の時代から先祖や神に祈りを捧げて、現代でも旧暦に合わせて神事や行事が執り行われることで有名。この書籍の奥付にも、「(著者である比嘉淳子さんが)お年寄りや知り合いの方から教えていただいた情報や開運スポットにある案内板などをもとに構成しました」とある通り、こうした文化や言い伝えがしっかりと根付いている地だからこそ、この書籍の企画が成立した。

イラストが多用されポップな色使いの表紙からは想像もつかないくらいの有益で高尚な内容が詰まっていて、大人でも充分に楽しめる1冊に仕上がっている。【東京ウォーカー】

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