三枚目役は封印?“クリエイター”オダギリジョー渾身の新CM到着!

東京ウォーカー(全国版)

9年ぶりとなる「NHK大河ドラマ」への出演が発表されたばかりの俳優・オダギリジョーが、人気上昇中のオンライン動画配信サービス「Hulu(フールー)」の新テレビCMに出演することが分かった。同CMは10月12日(金)より首都圏、関西圏で放送がスタートする。

「Hulu」は、フールージャパンLLCが提供する定額制のオンライン動画配信サービス。「世界中のプレミアムコンテンツをいつでも、どこでも、好きな方法で楽しめる」をコンセプトに、日本をはじめ、ハリウッドや海外の人気映画、テレビ番組などが毎月980円で見放題とあって、人気を集めている。Huluは、パソコン、スマートフォン、タブレット端末はもちろん、ゲーム機、セットトップボックスなどあらゆる方法で視聴が可能だ。

20~50代の男女をターゲットとするHuluにとって幅広い層に人気があり、さらに「堂々としていて、クオリティーが高く、楽しく遊びごごろがある」というHuluの特徴が最も当てはまる人物ということで、オダギリのCMキャラクター起用が決定した。CMでのオダギリは、「知的で清潔感のある紳士」をイメージしたMr. Hulu役。これからの新たな生活スタイルを提案する伝道師という設定だ。

今回のCMでは「Contents篇」と「Value篇」の2種類を製作。「Contents篇」ではHuluの手軽さを、「Value篇」ではHuluの楽しさをアピールしている。

オダギリは、最近はドラマでもユーモラスな役どころが多かったことを思い浮かべながら、「普段はどちらかと言うとキチッとした役を演じる機会が少ないので、今回は紳士的な演技を心掛けました」とコメント。その言葉通り、ファッション誌でのオダギリを彷彿とさせるような、スタイリッシュな佇まいが印象的だ。

また、オダギリは実際に自宅で映画やテレビドラマを観ることが多いという。「特に海外のドラマですと続きがすごく気になるストーリーになっているので、深夜に見始めると翌日は確実に起きるのが辛いですよね(笑) 」と語るなど、まさにHuluにピッタリのイメージキャラクターとなった。

さらに、「日本でDVDになっていないようなコアな海外ドラマをぜひ観たいです。(Huluでも観ることができる)デヴィット・リンチ監督が昔撮っていたテレビドラマのようなコンテンツが充実しているとうれしい」と、クリエイターらしいこだわりがうかがえる発言もチラリ。

今回のCMはそんなオダギリのクリエイター魂を刺激するかのような作品で、フランスの映画監督で映像作家であるミシェル・ゴンドリーの映像世界にインスパイアされた、スピード感たっぷりの映像が特徴的。カメラの動きをコンピューターにインプットし、同じ動きを繰り返し再現できるモーションコントロールカメラが使用された。撮影は、人の動きをカメラが追うのではなく、カメラの決まった動作に役者が動きとセリフを合わせることが求められ、オダギリも「初めての経験でしたので、タイミングが難しかったです」と語る。

現場では、オダギリが「まずは、スピード感を見極めたい」と撮影がスタート。初めのうちは回転する台座やカメラの動きにタイミングが合わず少なからず動揺する場面も見られたが、徐々にスピード感に慣れてくると、「話し始めるタイミングをあと0.5秒遅らせることできますか?」という監督の細かい要望にも応え、その場で映像をつなぎあわせていた編集スタッフからも「完璧です! これ以上ない奇跡のタイミングです!」と絶賛の声が上がった。

カットの声が掛かるたびに監督と意見を交わし、「Mr. Huluの格好がカチッとしているので、表情も砕け過ぎない方がいいと思う」などと自らも提案をするなど、意欲的に取り組んだオダギリ。Huluがもたらす新しい生活と同様、オダギリの新しい一面が見られるCMに仕上がっているようだ。【東京ウォーカー】

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