京都で絶賛公演中のノンバーバルパフォーマンス「ギア-GEAR-」の連載コラム第16回目(毎週木曜日更新)。今回も制作スタッフの大名(だいみょう)が、「ギア」ブレイクダンス・パートに出演中の達矢さんにインタビュー。
「こんにちは、最近めっきり布団から抜け出すのが億劫になっている大名です。みなさま、いかがお過ごしでしょうか? 今回は『ギア-GEAR-』ブレイクダンス・パートの達矢さんに、公演会場近くの『餃子の王将』さんにてお話を伺いました」
大名:本日は『餃子の王将 河原町三条店』さんにお邪魔しています。選ばれたきっかけは?
達矢:男は黙って王将でしょう(笑)自宅近くにも店舗があるのでよく行くのですが、リーズナブルでボリュームたっぷりですし、男の味方ですね!
大名:では、早速ブレイクダンスとの出会いからお伺いします。
達矢:高校2年生くらいの頃に、偶然テレビでブレイクダンスを見たんです。ほんの数秒だったんですが、それがすごくカッコ良くて、もう完全に一目惚れでした。月並みな表現かも知れませんが、まさに“人生最大の衝撃”という感じでした。
大名:ブレイクダンスの練習はどのようにして始められたのですか?
達矢:その番組をたまたま録画していたので、ビデオテープがすり切れるまで繰り返し映像を見て、見よう見まねで何度もチャレンジしてたんです。もちろん全然できなかったんですけどね(笑)僕は京都の田舎の方の出身なんですが、どうしてもブレイクダンスを学びたくて、知り合いに紹介してもらった市内のダンススタジオに通い始めました。それからはもう夢中でダンスに打ち込みました。
大名:それほどまで達矢さんを惹きつけたブレイクダンスの魅力とは何だったのでしょうか?
達矢:まずは、単純にカッコ良いことです。それに、ダンスにはルールが無くて、オリジナルのカラーが無限に出せるんです。実際に、今なお新たな技が色んな人によってどんどん生み出されているんですよ。こういうところも大好きですね。あとは、ダンスそのもののスキルアップとは別に、自分自身の人としての成長を感じるんです。いろいろなところに行きいろいろな人達と繋がることができ、ダンスを通して本当にいろんなことを学んでいます。それがずっとダンスを続けてきた一番の理由なのかも知れません。
大名:ギアに参加された経緯を教えていただけますか?
達矢:ダンスを続けるにつれて、ダンス以外のいろんなことにも興味が出てきたんですよね。もちろんダンスは大好きですし、やめるつもりもありませんでしたが、同時に新しい自分を模索していたんです。そんなとき、ギアの立ち上げ当初からメンバーとして参加しているなるちゃん(NARUMIさん)に「たっちゃん、こういうの好きやろ。やってみぃひん?」と、声を掛けてもらったんです。
【GEAR'S VOICE Vol.16 PART2】へ続く。