料理教室に男子が増えてる理由って?

東京ウォーカー

“お弁当男子”や“自炊男子”など自分で料理をつくる男性が増えている昨今。そんな流れの中で、料理教室に通う男性の姿も見られるとか。そこで浮かぶ疑問は、「彼らがどんな理由で料理教室に通っているのか」という点だ。記者はその生の声を拾うために、男女混合の料理教室を開催している「ABC Cooking Studio+m GINZA」へと向かった。

「週末のクラスならカップルや男性が多く参加する」という話を聞き、記者が受講したのは土曜日の1dayレッスン。実際に訪れると、カップルの姿とともに一人でやってきている男性の姿もある。見知らぬ男性同士や男女で一緒に料理を作り、親交を深めることもあるそうだ。

この日作ったのは牛肉と豚肉を合わせた「ジューシーメンチカツ」と「オニオンリング」を学ぶ4000円の1dayレッスン(要予約)。あわせて手軽に作れる味噌汁の作り方も教えてくれる。料理の材料はもちろん、エプロンなどもスタジオが用意してくれるので、手ぶらで気楽に向かうことができるのがうれしい。

「こんな時代だし、男も料理くらいできないといけないと思う」と頼もしいことを言う20代の男性は、彼女と2人1組となり協力しながら料理を作る。デートの一貫として料理教室を活用するのは、彼女にカッコいいところを見せるいい機会なのかもしれない。

ちなみに、普段まったく料理をしない記者は、デートで来てもパートナーの足を引っ張るだけのような気もする。それはそれで楽しいかもしれないが…。

自分で料理を作る理由には、節約、健康のためなどが挙げられることが多い。だが、実際に記者が体験して感じたのは、「自分で料理するのは楽しい」ということ。「これをきっかけに、通ってみようかな」という男性参加者の声も実際に聞かれるなど、一度作ってみると料理の楽しさに気づく人は多いようだ。

「普段外で食べるのが趣味で、たまには自分で作ってみようと思って」と語っていたのは、なんと50代の男性参加者。20代〜30代の若い参加者以外にも意外な“自炊男子(?)”がいたのには正直驚いた。男性は女性に比べ、年齢層が幅広いのが特徴的だ。

男性が通えるABCクッキングスタジオは、銀座のほかに丸の内と名古屋(3/6オープン)にもある。ちなみに、参加した1dayレッスンのレシピはホームページからダウンロードでき、スタジオでは講師の指導の下、ポイントをおさえながら料理を作る。

デートで利用しようと考えたり、本格的に料理を作ってみようと思った人から料理初心者まで、料理教室に通う理由は人それぞれ。だが、共通点は参加すれば、少なからず「料理」の魅力に誰もが気づくということだろう。男性の初心者には無料体験会も開催している。気軽にチャレンジしてみてはいかがだろう?【東京ウォーカー/中道圭吾】

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