【その1】11/7(水)に1stアルバム「eAt me!」をリリースするユニット、蜜にインタビュー!

関西ウォーカー

ロックボーカリストだった木村ウニとシンガーソングライターの橋詰遼からなるヴォーカルユニット、蜜。個性的な2つの声は新鮮かつ斬新な存在感を発揮し、聴く者をどんどんその世界へと惹き込んでいく。11月7日リリースのデビュー1stフルアルバム『eAt me!』はそんな彼らの魅力がいっぱい。2人に初インタビューをした。

-今回初めてのインタビューですので、まずは2人の出会いから教えていただけますか。

木村「2005年に別々の出演者として10代のころ、あるオーディションに出たんですよ。その時に知り合いまして。で、その2年後に…私はその間もずっとバンドをやってたんですけど、『イベントがあるからソロで出てみない?』って声をかけられまして。そのときに橋詰くんが2年前に歌っていたシンプルな曲を歌わせてもらえないかなと思って連絡をして。それがきっかけでしたね。そのイベントに出演した時の評判がよくて、じゃあ~引き続きちょっとやってみようかということで始めました』

-そのイベントで一緒に歌ってみて、お互いの感触はどうだったんですか。

橋詰「2人の声質が全然違うなと思っていたし、2つボーカルで歌うのは聴いたことがなくて、これははたして良いのか悪いのかわからずにやってた感はありましたね。その時は2曲だけだったんで、良いって言われて、『あぁ、良いんや』って(笑)」

木村「お互いにそんな感じでしたね」

橋詰「ライブというよりはコンテストみたいな雰囲気だったんで、2曲だけさらっとやる感じだったんですよね。音楽的には実験的な感じで、こういうところでこういうコーラスが入ったら面白いんじゃないかっていうのは試しながらやってて。それは今も変わらないですね」

-蜜のライブを初めて見た時、それぞれにしっかりした個性を持つボーカリスト2人の表現に新たなものが生まれている面白さを実感したんです。しかも色んなタイプの曲があって。それも2人だからこそ出来ているんでしょうか。

橋詰「結構そうかもしれないですね。例えば僕1人でやっていたら絶対に出来ない曲がいっぱいあると思いますね」

-曲はどういうふうに作られるんですか。

橋詰「僕が曲を作ることが多いんですけど、 結構木村さんのボーカルのイメージでこれも歌える、これも歌えるみたいな感じで、どんどん幅が広がっていきますね」

-今回のアルバムはアコースティックギターと2人の声を中心にいろんなタイプの曲が入っていますが、アルバムのために書き下ろしたんですか。

橋詰「結成して5年になるんですが、昔からやってたものも最新のものも入っていて、結構幅が広いですね。気持ちとしては5年間の集大成みたいなイメージで作りました。バラエティーに富んでいるのは飽き性なところがあるのでいろんなものを作りたい欲があるんですよね」

-詞の世界は日常のシーンを切り取りつつ、素直な言葉が綴られている印象ですが、2人が表現しようとしている根底にあるものは似ているんでしょうか。

橋詰「どうなんでしょうね」

木村「橋詰くんは音にフィットするニュアンスを重視してるんだなって私からみると思いますね。私はどっちかっていうと、情景とかムードが浮かぶことを重視するんでタイプは違うと思いますね」

-橋詰さんが書かれたメロディーを聴いて、その中にあるムードをキャッチする?

木村「ムードを設定するというか、そこに合わせて書く感じですね」

※その2に続く

【取材・文=村田圭子】

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