豆やローストの仕方はもちろん、淹れ方ひとつで味わいが変わるのがコーヒーの奥深さ。そこで今回は、注目の北欧カフェ「FUGLEN TOKYO(フグレン トーキョー)」のバリスタ・小島賢治さんが、自宅でも手軽にできる“ペーパードリップ術”を伝授!美味コーヒーの淹れ方を教えてくれた。
世界最高水準のコーヒーを味わえる国として注目を集めるノルウェー。その首都・オスロで絶大な支持を集めるカフェの海外進出1号店が「FUGLEN TOKYO」(東京・代々木公園駅より徒歩5分)だ。そして、今回の先生、小島賢治さんは日本でバリスタとして経験を積んだ後、単身ノルウェーに渡り、コーヒー先進国の技術を学んだプロ中のプロ。細かく時間を計りながら、お湯の温度やドリップのタイミングをレクチャーしてくれた。
【ステップその1】道具を用意!
まずは、コーヒーメーカーや軽量カップ、コーヒー豆、ケトル、ストップウォッチ、はかりなどを用意。「コーヒーは短期決戦なので、周到な事前準備がポイントになります」と小島さん。
【ステップその2】お湯を通す
次は、ペーパーフィルムの紙のにおいを落とし、コーヒーメーカーを温めるために、フィルム、メーカーにお湯を通しておく。これは省いてもよい行程だが、時間があれば是非!
【ステップその3】豆を入れる
いよいよ、コーヒー豆をペーパーフィルターの中へ。この時、豆の中央部分にくぼみを作っておくのがポイント。お湯が中央から外へと均等に行き渡りやすくなるのだ。
【ステップその4】豆を蒸らす
豆がフィルターの水を吸う前に、すばやく90℃ほどのお湯を注ぐ。まずは20秒で60ml程度のお湯を注いで、豆を蒸らす×2回。「低い位置からすばやく均等に注いでください」。
【ステップその5】ドリップ開始
2回目のお湯がフィルターの8分目まで減ってきたら抽出開始。コーヒーが落ちていくのと同量のお湯を注ごう。最初にお湯を注ぎ始めてから、40~50秒が目安。
【ステップその6】コーヒーの完成!
今回のコーヒー豆の場合、豆30gに対して350mlのお湯を注いだ。美味しいコーヒーを淹れるためのもっとも大切なポイントは「お湯を均等に行き渡らせること」だ。
習った通りの手順でコーヒーを淹れてみると、“フルーティーな味わい”と“良い香り”が感じられる仕上がりに。是非、皆さんも、プロセスを楽しみながら奥深いコーヒーの世界を堪能してみて。【本誌ではさらに詳しく俳優・斎藤工さんが体験してレポート!詳細は10月30日発売の東京ウォーカー21号で掲載】