11月19日に、星出宇宙飛行士が地球に無事、帰還。また、4月には “世紀の天文ショー”金環日食が話題になったり、漫画・映画などで「宇宙兄弟」が大ヒットしたりするなど、2012年は宇宙や天文の分野に関心が集まり、大きく盛り上がった。
そんななか、12月6日(木)には、家庭用プラネタリウム機「earth theater(アースシアター)」(3万6750円)が登場する。同商品は、光学式とデジタル式の2つの投影が可能な家庭用プラネタリウムでは世界初の“ハイブリッド式投影”で、満天の星空と幻想的な世界感を描いた本格的な映像、声優アーティストの水樹奈々さんのナレーションなどが魅力的な注目のアイテムだ。
また、サウンド機能も付いているので、よりストーリー性と臨場感のある“天空の旅”を堪能できるのだ。デジタルグラフィックアーティストのKAGAYA氏が制作した「地球の夜空」(約22分)と「はやぶさの旅」(約20分)という2つのコンテンツを、水樹奈々さんのナレーションで楽しめる(コンテンツはSDカードに収録されており、カードを差し替えることで他のコンテンツも再生可能)。
記者は、商品の公式サイトでこのコンテンツを視聴してみたが、美しい宇宙の映像に、神秘的なムードを醸し出す水樹さんのナレーションがマッチしており、感動的な作品であることがうかがい知れた。約6万個の星、夜空に起こるオーロラなどの様々な現象、雪、流星群など、変わりゆく空を見ることができる「地球の夜空」と、7年間、60億kmの壮絶な旅をした小惑星探査機「はやぶさ」の物語「はやぶさの旅」は、どちらも「宇宙に思いを馳せて、リラックスしたい時」に見たいと思えるコンテンツとなっていた。Facebookには、コンテンツを視聴した人から、「はやぶさが、ようやく地球に帰還した、最後のオーストラリアの空の場面になると、結果はわかっているのに、涙が止まりませんでした」「ロマンですね。早く本編を見たいです」と、期待のコメントが寄せられている。
現在、同商品は、東京三菱UFJ銀行 銀座通り支店 ショーウィンドウと、銀座博品館TOY PARKで、発売前の先行展示を行っている。
「アースシアター」の本体のカラーは黒と白の2種類(18cm×21.5cm×24.5cm)。投影距離は2mで、直径約2.4mの円状(星空のみを楽しむ場合は直径約3mの円状)で映像を投影する。リビングや寝室など、自宅の空間で、ゆっくりと宇宙の映像を楽しみたい人にぴったりの商品だ。
また、宇宙を楽しむ企画としては、六本木ヒルズ森アーツセンターギャラリーで、11月23日(金・祝)から2013年2月11日(月・祝)までの期間限定で、立体的に作られた星空の中を散歩することできる「スター・クルーズ・プラネタリウム」(一般2000円、高校・大学生1500円、4歳~中学生800円)も開催される。これは、2010年と2011年に開催され、計45万人を動員したほど人気を博した「スカイプラネタリウム」をパワーアップさせた内容で展開。開催の発表後は、Twitterで、「星空の中をお散歩だなんてステキ!」「絶対行かなきゃ」といった声も上がるなど今回も注目度はかなり高く、新しく加わった“仮想の宇宙船で宇宙旅行を疑似体験”できるコーナーなど、見どころいっぱいのイベントとなっている。
この冬は「アースシアター」や「スター・クルーズ・プラネタリウム」で、家族や恋人と壮大な宇宙のロマンについて語り合ってみてはいかがだろうか。【東京ウォーカー】