脚本家・演出家の福原充則と俳優・富岡晃一郎によって旗揚げされた劇団ベッド&メイキングス。その第2回公演「未遂の犯罪王」がすみだパークスタジオ(倉)にて絶賛上演中。ナイロン100℃の劇団員・かつブルドッキングヘッドロックの作・演出家でもある喜安浩平、双数姉妹の看板女優・野口かおる、NHK Eテレ「みいつけた!」の人気キャラ・オフロスキーでもおなじみ、宇宙レコード、コンドルズでも活躍中の小林顕作、つかこうへい作品ほか数々の舞台でひっぱりだこの山本亨ら実力派役者がそろった舞台だ。ツワモノを集めた福原に見どころを聞いてみると、「今回は演劇っぽい演劇というところです」と端的な回答。続けて「山本さんは昔から好きな役者さんで、以前僕の舞台を観に来てくださって、そこから交流がありました。今回は念願かなっての出演です。かっこいいし、面白い。照れ屋でみんなを見守ってくれてますが、こっそりアドバイスもくれたりします。喜安さんは同世代で、一緒にやったら面白いだろうなと思って。とても助けてもらってます」と役者への熱い思いを語る。
相変わらず不思議なキャラクターがそろう福原舞台は一瞬たりとも目が離せないシーンばかり。すみだパークスタジオという倉庫での舞台セットも作品の世界観を作り上げている。