「ONE PIECE」を話題の新感覚映像で体感!

東京ウォーカー(全国版)

クリスマスシーズンもいよいよ本番。各スポットではイルミネーションがきらめき、様々なイベントが催されているが、そのなかで、大きなトレンドの変化が起きているという。「木とか建物に施した電飾=イルミ」というイメージからその座を奪いつつあるのが、立体映像“プロジェクションマッピング”だ。

2012年9月に新生東京駅にて行なわれたプロジェクションマッピングショーでは、映像を一目見ようと集まった人々によるあまりの混雑ぶりに、イベントを一時中断するというアクシデントも発生した。この“イルミネーション全盛シーズン”にも、プロジェクションマッピングを取り入れているイベントは多い。お台場のヴィーナスフォートでは、プロジェクションマッピングと人気アニメ「ONE PIECE」を絡ませたプログラムを展開しており、話題を呼んでいる。

では、なぜ今、プロジェクションマッピングなのか。

プロジェクションマッピングとは、ビルそのものや壁面をはじめ、あらゆる立体物の側面に映像を投影し、あたかもそのものが動いているように見せたり、そのもの自体が変化しているように見せる映像技術だ。よく会議などでスクリーンや壁に資料を投影するプロジェクターが登場するが、いったいそれと何が違うのか。

現在、お台場のヴィーナスフォートで開催中のイベント「ONE PIECE プロジェクションマッピングショー」で、初めてプロジェクションマッピングを見たという男性は、「題材が題材だけに子供向けかと思っていたが、想像以上。大人ですら『どうなってるんだ?』と目を凝らして入り込んでしまう迫力があった」と語る。12月15日(土)より公開される映画『ONE PIECE FILM Z』の特別映像目当てという子供も「本当に柱が崩れたのかと思った」「ドアから、ルフィたちが出てきそう。次の回も見たい」と目を丸くする(ショーは毎時30分毎に開催)。同施設で開催中のイルミネーションや降雪イベントに訪れたカップル、買い物を楽しむ女性グループも次々と足を止め、映像に見入る姿があった。

プロジェクションマッピングの人気の理由には、前出の男性も述べていた「想像以上」という言葉が当てはまりそうだ。会議で使うプロジェクターとは明らかに次元が違う映像によって、これまで体験したことのない感覚を得られる技術がそこには詰まっている。ヴィーナスフォートの成功例のように、誰も体験したことがないものだからこそ、大人も子供も一緒になって楽しめる作品が創り出せるのだろう。見慣れた建物、見慣れた壁、見慣れた空間が、驚きと感動のスクリーンとなるプロジェクションマッピングに、今後さらなるニーズと期待が高まることは間違いなさそうだ。【東京ウォーカー】

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