「パンケーキデイズ」「RAINBOW PANCAKE」「Eggs'n Things」「bills」など、パンケーキの強豪店がひしめく原宿・表参道エリア。このパンケーキブームの中心地に、12月15日(土)、満を持して新店舗をオープンさせるのが、ハワイ発の「カフェ・カイラ」だ。同店は今年7月1日、東京スカイツリータウン(墨田区・吾妻橋)の麓に日本1号店をオープンさせたが、連日行列となり、7時間待ちを記録したことも。行列が近隣住民を悩ませたこともあったそうで、その解決のためにやむなく移転することとなった。
「カフェ・カイラ」は、ハワイロコ(生まれ育った人たち)から“朝食に一番食べたい店”として認定され、ハワイ最高権威のグルメ賞で「ベスト朝食賞 金賞」を獲得した店。吾妻橋の店では、開業当初から長い行列ができ、7時間待ちを記録したこともあるほど話題になった。そんななかで、8月には整理券システムの導入、9月からは休日の開店時間を1時間早めるなど様々な対策を行ってきたが、それでも開店直後に全整理券の配布が終了し、入店の案内ができなかったり、近隣住民を悩ませたりと引き続き問題が発生。そこで今回、表参道の商業施設「GYRE」B1Fにリニューアル移転オープンするに至ったという。
同広報は、「表参道のこのエリアなら、商業施設も多いので問題がないと思い、こちらに移転しました。このエリアだからこそ、有名店も集まりやすいんだと思いますが、カフェ・カイラがここに出店したのは偶然。ほかのパンケーキ店に挑んでいるわけではなく、激戦区というのは気にしないスタンスでやっていきたいです」と、マイペースを崩さぬ構え。吾妻橋では席数が20席程と少なかったが、新店舗では70席を用意し、「前回の3倍以上の広さになったので、ゆったりと食事していただけると思います」とアピールした。
同店の名物は、3枚重ねの生地にイチゴ、ブルーベリーなど新鮮なフルーツをのせた鮮やかな「カイラ・オリジナルパンケーキ」(2000円)。これはハワイでも、「行列に並んででも食べたい」と言われているほど人気を博しているメニューで、3枚のパンケーキにはフルーツが“メガ盛り”!ボリューム満点の仕上がりなのだ。パンケーキの横に添えられたホイップクリームとシロップ、バターを付けて、実際に記者も食べてみたが、甘めの生地&クリームと、フレッシュな果物がマッチしたひと皿となっていた。
また、オーナーのクリッシー・カイラ・カスティロさんは「ロコたちから絶賛されている『カイラ・オリジナルワッフル』(1900円)もオススメです」とコメント。そのほか、1日60食限定のスクランブル・エッグ料理「カイラ・スペシャル エッグスベネディクト」なども見逃せないメニューとなっている。
「ハワイの気持ち良い朝」をコンセプトにデザインされた空間で、カラフルで美しいパンケーキをパクリ!「ワイキキビーチ沿いにあるラグジュアリーなホテルで朝食を味わうような気分に浸ってください」と、同店は語っているが、ここでは上述のフルーツ“メガ盛り”パンケーキをじっくり堪能しつつ、原宿・表参道エリアの他店と食べ比べてみるのも楽しそうだ。【東京ウォーカー】