入園料が安い手軽な癒しスポットとして“近所の動物園”が人気だ。規模は小さいながらのんびりとした雰囲気が魅力で、特に暖かくなり始める春はイチオシの季節。さらに今なら、冬に生まれた赤ちゃんたちが“やんちゃ”盛りで、活動的な姿を見られるという。
井の頭公園隣接の本園と水生動物の分園からなる「東京都井の頭自然文化園」は、11月に生まれたフェネックの赤ちゃんが大人気。ぴんととがった耳とくりっとした目に癒される。人懐っこいトシチャン、ボーッとしているマッチ、好奇心旺盛なヨッチャンの3兄弟。アラフォー世代の飼育係さんが命名したそう。リスが放し飼いの「リスの小径」はデートにオススメだ。
「羽村市動物公園」では、おとなしくて甘えん坊なグラントシマウマの赤ちゃんが昨年11月に誕生。混合飼育なので周りにはほかの動物がいっぱいだが、元気いっぱいに動き回る。ほかにはアフリカ原産の珍しいウシの仲間・シロオリックスの赤ちゃんも。赤ちゃんの角はまだ小さいが、成長するにつれ後ろへ長く弓なりに伸び立派な角になるそう。要チェックだ。
キリンやライオンなどの人気動物はもちろん、カグーやヘサキリクガメなど、絶滅危惧種指定の動物も見られる「横浜市立野毛山動物園」。ここでは1/6に生まれたオグロワラビーの赤ちゃんが見られる。ワラビーの赤ちゃんは、初めて袋から飛び出した日が誕生日だそう。外の世界に出たばかりで元気に跳ねまわっている。ほかにも、野生では非常に個体数が少ない希少なインドセタカガメの赤ちゃんが昨年7月に誕生。現在爬虫類館で公開している。
レッサーパンダなどの小動物がいっぱい「江戸川区自然動物園」では、1/27にケナガクモザルのナミちゃんが誕生した。ママのシッポに自分のシッポを巻き付けてしがみ付く姿はとてもキュート。同園では、ウサギやモルモットと遊べる「ふれあいコーナー」も人気。
そのほか、かわいい赤ちゃん動物はぞくぞく誕生中。小さかったりふわふわだったり、あどけない表情の赤ちゃん動物たちに会いに、動物園へ行ってみては。【東京ウォーカー2/17発売号「春探しの小さな旅」特集より転載】