都心から近い!有名武将ゆかりの温泉地へ!

2012年12月24日 12:56更新

東京ウォーカー(全国版)

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日帰りで楽しめる立ち寄り湯が多く存在することでも人気の高い箱根温泉をはじめ、都心に近い神奈川の有名温泉地には、有名武将達の隠し湯が多く存在したといわれる。1590年、豊臣秀吉が小田原攻めを行った際、湯治癒として栄えたというのが底倉温泉だ。この合戦に遅れてきた伊達政宗は、この地に幽閉されていたという話もある。

当時造られたのが、蛇骨川川べりにいまも残る「太閤石風呂跡」。戦に疲れた兵士、秀吉の側室・淀殿の腰痛も癒したと伝わり、江戸期から変わらぬ岩盤の割れ目から自然に湧出する無色透明で柔らかな湯が特徴で、太閤ゆかりの温泉場かから引く名湯としては、「太閤湯」(足柄下郡箱根町宮ノ下223)があり、箱根随一とも言われる良質な湯に、わざわざ遠方から訪れる人も多いとか。

ほかにも、江戸期から続く老舗旅館「そこくらの湯 つたや」は、現在、箱根七湯伝統の湯治をテーマに日帰り入浴休憩をメインにした湯宿として人気。敷地内の蛇骨厳選から湯舟に直接注がれる湯は新鮮で肌触りが柔らか。山の景色も見事だ。

江戸以降に開けた温泉地で、クセのない単純温泉が主流の塔ノ沢は、お犬様で知られる徳川綱吉も縁があるそうだが、1877年に14代将軍・徳川家重に降嫁した皇女和宮が療養していたそう。この地で、古の風情を伝える湯どころとしてオススメなのが「塔ノ沢 一の湯本館」。1630年の創業以来、改修を重ねながらいまに至る建物は、国の有形文化財に指定されており、懐かしい雰囲気で早川の渓流を一望できる。昭和初期に造られた大浴場の窓からは、早川の渓流が一望でき、野趣あふれる情景を楽しむことができる。

戦国最強の武将とされる武田信玄は、いち早く温泉の効能に着目し、傷兵を癒す隠し湯が各地に存在していたという逸話があるが、箕輪、上野…関東を次々と攻め、南下していったなか、1569年小田原城を2万人の軍で包囲するなど、現・神奈川県での戦いも多いなか、武田信玄が立ち寄った(!?)とされる温泉地が中川温泉だ。山北町にある中川温泉「信玄館」では、自噴で肌触りがとても滑らかで、飲泉可能な“美人の湯”が、四季折々の景色とともに楽しめる。

そして、北条早雲は、箱根の玄関口で知られる箱根湯本の湯治に注目し、特に早雲寺のあるこの地にゆかりが深い。箱根湯本は、箱根十七湯の中で最も古く、開湯は738年。鎌倉時代、箱根權現詣での途中に立ち寄る湯処として人気を集め、江戸時代には、徳川家への献上湯がくみ出されたと伝わる。この温泉地のオススメは、日帰り専門の湯処「天然温泉 ご入浴・休憩処 和泉」。湯の神様と親しまれる熊野権現直下より湧出する、箱根最古の源泉“惣湯”を含む7つの源泉を有し、無料の休憩室のほか、個室もあり、滞在するようにゆったりと過ごせる。また、江戸時代創業で素泊まり専用の純和風旅館「大和館」は、タイル張りの浴場に湯船がひとつというシンプルな造りだが、湯本熊野神社から引いた源泉の無色透明で肌に吸い付くような柔らかさが特徴で、「湯上がりの化粧水入らず」とも言われるほど肌に馴染む。

武将達を癒した温泉めぐり……疲れを癒すのはもちろん、いつもと違った視点で、名だたる名将たちの古に思いをはせながら、肌を包み込むような柔らかな湯につかるもまた、一興なのでは。【東京ウォーカー】

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