2012年にブレイクした痛ネイルに、新潮流!?

東京ウォーカー(全国版)

人気アニメやゲームなどのキャラクターなど、自分の好きなものがデザインされた“痛アイテム”が話題になっている中、気軽に試すことができる“痛ネイル”が話題だ。2012年はしょこたん、ヒッキーなどの有名人がツイッターやブログなどで、自身の痛ネイルを披露したことでも注目を集め、認知度が格段にアップ。痛車のようなハードルの高さはなく、好きなものを好きなデザインで身につけ、いつでも見ることができるというだけあり、満足度も高く、OL層にも需要を伸ばしている。

この痛ネイルとは、他人の目を気にすることなく、自分の好きなものを爪に思いっきり表現したネイルのこと。2009年あたりから、コスプレに合わせたネイルとして、ネイルサロンでも発注されるようになったとか。一方、ネイル界では、通常のカラーリングから1つの爪で2色のコントラストを楽しむフレンチネイルブームが起き、通常の爪先にホワイトカラーをのせたデザインから、V字型のハートフレンチや斜めのフレンチなど、どんどんデザインが進化。シンプルネイルよりも、奇抜なデザインに注目が集まり、人とはちょっと違うものを目指すチャレンジ系ネイルへと、ブームがシフトしている。

この流れの中で、痛ネイルは、コミケやアニメフェスなどのコスプレシーンだけでなく、普段の生活でも目立ちすぎないポップなイメージのものから、展覧会、映画の公開、ライブなどのイベントに合わせたお祭り仕様などで、ユーザー層を拡大。現在は、デザインのリアル志向が強まり、どんどんイラスト化しているようだ。

こうした、痛ネイル需要の増加から、2012年12月にドン・キホーテ秋葉原店1Fにオープンしたネイルサロン「痛color's yellow」では、女性だけではなく、観光客、外国人、男性のネイル需要にも注目。1、2本凝った痛ネイルをして、シンプルネイルと組み合わせる注文も多いが、男性も対象とする推しメンの似顔絵ネイルや、自分の会社のロゴを親指に痛ネイルするなどして、名刺交換で目立つ作戦など…新たな活用法も勧める。

2012年にブレイクした痛ネイル、2013年はユーザー層の拡大、活用法の拡大で、さらに面白い進化を遂げるかも!【東京ウォーカー】

注目情報