2012年、京都の様々なイベントで、国宝・知恩院三門や世界遺産・二条城などに映像を映写し、大きな話題を呼んだARTCOMPLEX映像チームが、ロングラン公演中のエンターテイメント舞台『ギア-GEAR-』の舞台で年末年始限定のプロジェクションマッピングを始動。12/28(金)~2013年1/9(水)の間、『ギア-GEAR-』開演前または終演後に、2~3分のスペシャル映像を上映する。『ギア-GEAR-』の舞台で繰り広げられる、もう一つの世界観を堪能しよう!
★「プロジェクションマッピング」とは?
物体の形状に合わせてプログラミングされた映像を投影し、建築物やオブジェクトの表面を映像のための巨大なキャンバスへと変える、技術と創造性が融合した新しい映像表現技法。特に建築物へのプロジェクション・マッピングは、あたかも実際の建物が動いているような印象や違う建物になってしまうかのような印象を与える、体感型の夜の野外エンターテイメントとして、日本でも近年、近代建築や大規模イベントなどを中心に実施され高い評価と注目を集めている。
★エンターテイメント舞台『ギア-GEAR-』とは?
『ギア-GEAR-』の特徴はノンバーバル・パフォーマンスにあり。ノンバーバル・パフォーマンスとは、言葉を使用しない舞台劇。そのため、大人から子どもまで、そして、海外からの観光客でも楽しめるパフォーマンスとして今注目を集めている。そのなかの1つである「ギア」は関西発のエンターテイメント性あふれるパフォーマンス。ブレイクダンス、パントマイム、ジャグリング、マジック、演劇との5つの異なるパートを絡ませて、言葉を一切使用せずに、リズム、アクション、表情、ダンス、音楽などを使って1つの物語を奏でていく構成だ。物語の舞台は、おもちゃの廃工場。今はもう誰もいない工場で、人形を造りつづけるロボットたち。ある日、工場の停電がきっかけとなり、人形に魂が舞い降りた…。暗がりの舞台を照らす色とりどりの照明が世界レベルの技を持つパフォーマーを照らし、芸術的な舞台を作り上げる。舞台装置には日本のテクノロジーを使用した楽しい工夫もあり、観る者すべてを楽しませてくれる舞台となっている。
●「年末年始『ギア-GEAR-』スペシャル・プロジェクションマッピング」概要
日時:2012年12/28(金)~2013年1/9(水)
*『ギア-GEAR-』公演への入場(有料)が必要です。
公演詳細:http://www.gear.ac
【参加アーティスト】
12月28日~31日 吉光清隆(映像)、西村淳(音楽)
1月4日~7日&9日 窪木亨(映像)、西村淳(音楽)
<吉光清隆(映像作家)>
インスタレーションや舞台作品、パフォーマンスなど空間を意識した映像作品を制作。演劇、ダンス、現代美術など様々なアーティストに対しての映像提供、協力も多数。
建築物の形を利用した映像を投影する「Architecture Projection」プロジェクト等を展開中。
言葉を使用しないパフォーマンスグループ「the original tempo」のメンバーとしてシンガポール・韓国・ロンドン・スコットランド等での公演を行う。
http://www.reco.tv/
<窪木亨(演出家/映像作家/ART COMPLEXディレクター)>
2012年4月より京都三条 ART COMPLEX 1928 にてロングラン公演を開始した「ノンバーバルパフォーマンス ギア-GEAR-」に演出部として所属。
プロジェクションマッピング作品としては、「三条あかり景色/京都文化博物館」「大阪・淀屋橋芝川ビル」「大阪住之江区名村造船跡地」「マチデコ・インターナショナル/京都国際マンガミュージアム」「京都市地下鉄駅構内」「長崎/ハウステンボス内」「岡崎ときあかり/京都市美術館・京都府立図書館」「京都東山花灯路/知恩院三門」「京の七夕/二条城二の丸御殿」等、関西を中心に作品を発表している。
http://www.artcomplex.net
<西村淳>
京都・東山花灯路 知恩院三門「幻想の灯り」「岡崎ときあかり ~あかりとアートのプロムナード2012」京都府立図書館プロジェクションマッピング・作曲担当
【文=関西ウォーカー編集部】