老舗だし専門店「にんべん」の本格“七草粥”を食べて無病息災!

東京ウォーカー(全国版)

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1月7日(月)は“七草粥”の日。今年はこの日が仕事始めの人も多いはず。体が資本の企業戦士は、1年の体調管理も重要なお仕事だ。お正月のご馳走続きで疲れた胃に優しい“七草粥”を食べて、無病息災のスタートダッシュを願いたいところ。

日本橋のかつお節老舗問屋「にんべん」が運営する「日本橋だし場<Nihonbashi dashi bar>」では、1月7日(月)11時から14時までのランチタイム、極上のだしと共に本格的な“七草粥”(350円)を30食限定で販売する。

お米を柔らかく炊いた“七草粥”には、 春の七草が彩りよく入っている。お店では、そこに「本枯かつお節」を使用し、丁寧にとった“だし”を添えて提供する。だしをお粥に加え、深い味を堪能するのも良い。「本枯かつお節」とは、カビ付けにより熟成と発酵を繰り返し、旨味を作り出した高級品。店内で削り立ての、香り豊かなものを使用しているので、繊細な味わいを楽しめる。最近では、かつお節から丁寧にだしをとる人も少なくなっているので、是非とも本格的な味を試してみよう。

一杯100円で楽しめる「かつお節だし」は、昨年12月までに30万杯を売り上げ、密かにブームの兆しが見えている。他には「かつおと昆布の合わせだし」など、店内ではお茶代わりに気軽に味わうこともでき、若いお客が多いとのこと。だしは旨味成分が味の物足りなさをカバーするため、減塩にも役立つと注目されている。慣れないと薄味と感じる人も多いかもしれないが、まずは本来の深みを味わってほしい。塩やしょうゆで味を調節しながら、自分好みの味を見つけても良い。

もともと七草粥は中国から伝わり、日本では平安時代の宮中行事として始まった。春の七草は「ナズナ・スズシロ・セリ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・ゴギョウ」が一般的だが、自然界から新しい生命力をいただくという意味で、新鮮な新芽であれば何でも良い。冬場の青菜不足を解消する目的もある。

限定発売なので、惜しくも売り切れだった人たちには、他にも高級刺身用真鯛を使用した「鯛めしだし茶漬け」(Sサイズ350円)や、ショウガ香りとかつおの風味が効いた「かつお角煮まん」(200円)などのメニューもあるからお楽しみに。お正月に食べ損ねた人は、1月7日(月)を除く15日(火)まで「お雑煮」(350円)も期間限定販売しているので、まだ間に合う。

店長の大場さんは「江戸時代ではお茶代わりに“だし”を提供していたこともあったそうです。特に和食離れの進む若い方には、だし場がきっかけで“だし”に興味を持ち、和食文化を大切にしてほしいです」とのこと。日本人なら“だし”の違いくらいわかるようになりたいものだ。新年はここで飲み比べをして、味覚を磨くのも良いだろう。【東京ウォーカー】

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