六代目中村勘九郎襲名を記念したコラボラーメンが誕生!

九州ウォーカー

2012年2月の東京・新橋演舞場の公演を皮切りに、1年近くにわたって大阪、名古屋など各地で行われてきた「六代目中村勘九郎襲名披露」。いよいよ、今年の2/2(土)、福岡・博多座で初日を迎える。今回の襲名披露公演は、各地で演目を変えて、意欲的に初役や大役に取り組んでいるという話題の興行。勘九郎本人も、「襲名披露は、歌舞伎役者にとって一生に一度あるかないかの大きなイベントです。やりたかった演目をたくさん入れていただきました」と語るように、どれも見ごたえあるラインナップとなっている。

そこで、いまから期待が高まる地元・福岡での公演をより盛り上げようと、博多座と人気ラーメン店がコラボして、オリジナルの一杯を開発した。まずは、ここ最近、海外へ進出し高い評価を得ている「一風堂」。舞台の幕間に食べることに端を発する幕の内弁当と、ちらし寿司をイメージした2段重ねのお重で歌舞伎の世界を表現。もちもちとしたコシのある麺に、ワサビマヨネーズを絡め、トッピングには、マグロの漬け、アボカド、エビ、卵焼き、チャーシューと多彩な具材が楽しめる逸品。赤飯おにぎりやカマボコ、焼魚のサイドメニューにも工夫が凝らされている。

一方、警固の人気店「秀ちゃんラーメン」は、伝統を重んじつつも新しい風を取り込むという歌舞伎に通じるテーマを掲げ、博多=トンコツを覆す創作麺に挑戦。すりおろした山イモを泡状にした“エスプーマ”をたっぷりのせ、黒マー油とラー油で歌舞伎の化粧“隈取”をデザイン。カツオベースの上品なスープが味わい深く、独創性の高い一杯に仕上げた。

歌舞伎とラーメンの融合が存分に楽しめる、今回の期間限定コラボラーメン。博多座での公演ついでに、その味に込められた熱い想いを確かめに立寄ってみてはいかかだろう。

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